ロシアのウクライナへの軍事侵攻にともなう高金利通貨の動向
最終更新日: 2022-3-3
こんにちは!本日はひな祭り・桃の節句ですね!
季節のイベントは雰囲気だけでも味わいたい派なので、今日の夕ご飯はちらし寿司にしようかな(✻´ν`✻)
さて、今回のブログは高金利通貨の動向についてをピックアップします。 ぜひ昨日のブログも併せて読んでいただけると嬉しいです!
メキシコペソ・南アフリカランドが対円で下落!
ロシアは2月24日にウクライナへ侵攻。一時、為替相場全体がリスクオフムードになり、 メキシコペソや南アフリカランドは対円で大きく下落しましたね!
2月28日に1回目の停戦交渉が行われて、期待感から大きく値を持ち直す動きが見られましたが、双方の主張に隔たりが大きく長期化が意識されました。
また、経済制裁による景気の減速懸念から高金利通貨も大きく値を下げる場面が見られました…!
チャートはこんな感じ。
南アフリカランド対円の動き
メキシコペソ対円の動き
FRBパウエル議長が議会で言及したこと
3月2日・3日に米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、金融政策について半期に一度の議会証言を行いました!
アメリカ国内の物価上昇に対処するため、政策金利の引き上げが確実視される中、 今回は引き上げ幅がどれくらいになるんだ…っと注目されていましたが、 「今月(3月中旬)のFOMCで政策金利の誘導目標を引き上げることが適切」 「0.25%の利上げを支持する提案をしたい」という考えを示しました。
ウクライナ情勢で政策金利の引き上げ方針が変更になるのではないか?という見方を払拭し、 異例ともいえる利上げ幅をほぼ明確にすることで市場に安心感が広がりました!
ただし、1回の利上げで0.25%の利上げをする可能性はあると今後の展開には含みをもたせていました…。 これを受けて、今回(3月中旬)の政策金利の引き上げ幅をこれまで0.5%と予測する専門家もいましたが、 今では0.5%と予測する専門家はほぼいなくなっています。
今後の懸念材料や考えられるシナリオ
議会証言では、アメリカの金利引き上げ姿勢と金利の引き上げ幅が明確になり、大きなサプライズはなかったこと。 そして、ロシア代表団より3月3日には2回目の停戦交渉が行われる可能性があると報道されたので、 停戦の期待も相まり、メキシコペソ、南アフリカランドは3月3日時点では値を戻しつつあります!
ただし、すでに世界的な物価上昇が生じており、経済制裁によって世界的な物価上昇に拍車がかかる点は、 引き続き懸念材料になるんじゃないかな…と思います。
世界的な物価上昇により、先進国の金融引き締め政策がより顕著になると、 新興国からの資金流出が加速し、大幅に下落するシナリオも十分考えられますね。引き続きウォッチしていきたいと思います!
2日連続で更新できた!( ^_^)\(^-^ )←自分にヨシヨシの図(笑)
それではまた次回の更新で♪