アメリカの2月度雇用統計発表後のドル円とユーロドルの展開について考えてみた!
最終更新日: 2022-3-4
本日は3月初めの金曜日ですね!
「華金だ!!」という方もいるのかな?メイは「米雇用統計の日だ!!」です( `·ω·)
なので、今回は米雇用統計発表のお話とドル円やユーロドルの展開について書いてみました!
停戦交渉は長期戦の可能性、ドル円に影響はある?
3月3日にロシアとウクライナの2回目の停戦交渉が行われました。 今回は「人道回廊」と言われる市民の脱出ルートを設置に関して合意はしたものの、決定的な解決には至りませんでした…。
停戦交渉は今後も継続して行われていくことになっていますが、市場関係者は長期戦になることの警戒を強めています。
しかし、現状のドル円は2月中旬以降から引き続き118.80円を上値の抵抗線として比較的小さな値動きで推移している状況。 市場は、ロシアとウクライナ情勢はドル円にとってあまり大きな影響はないと見ているようです。
ドル対円の動き
2月度米雇用統計の発表、今後考えられる展開
そして、このブログを書いている3月4日(金)の22:30には、2月度の米雇用統計が発表されます!
市場予想は、非農業部門雇用者数が前月比40万人増、1月度の46.7万人増と比べると増加幅は減少するものの、依然として高い水準で推移。 また、失業率は3.9%となっていて、1月度の4.0%とほぼ横ばいでの推移が見込まれています。
今回の雇用統計の結果が予想値を上回るようであれば、直近の上値抵抗線である118.80近辺を抜けて上昇する可能性は十分考えられるでしょう(要チェックですね!)。
また、今回の雇用統計と併せて見ておきたいのがあって、それは3月10日に発表される2月度米消費者物価指数(CPI)の数値!
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、先日の議会証言で、
インフレ懸念と労働市場の逼迫により金融を正常化する必要があることから、3月のFOMCで0.25%の上げの支持を推奨しています。
※FRBパウエル議長が議会で言及したこと(3月3日のブログより)
しかし、今回の雇用統計に加え、2月度CPIの市場予想7.9%を上回ってくると、0.5%の利上げに向かう可能性も残っている…!と言えるでしょう。
ウクライナ情勢の緊迫化で、一時期は利上げが不安視されましたが、これらの数値次第では一層のドル買いが進んでいく可能性もありますね。
一方で、ユーロはアメリカと同じように物価上昇に悩まされていますが、 ウクライナ情勢の影響をまともに受ける形となり、利上げをすることが難しい状況。。
アメリカとの金利差が拡大することになり、当面はユーロドルの売り圧力となっていくのではないのでしょうか…!
ユーロ対ドルの動き
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