アメリカ2月度の消費者物価指数(CPI)の発表間近!見るべきポイントはどこ?
最終更新日: 2022-3-9
こんにちは!最近食欲が止まらないメイです!
毎日何食べようか考えるのが楽しみで、作ってみたいレシピのストックが増えています♪
さてさて本題へ!
昨日は、ECB政策金利(3月10日21:45頃発表予定)の注目点についてをお話しましたが、同じく3月10日は「米消費者物価指数(CPI)」の発表もあります。
今回は「消費者物価指数」ってなんぞや?という方向けに補足も加えた内容にしてみましたので、ご参考になったら幸いです(✻´ν`✻)
2月度米消費者物価指数が発表予定、注目したいポイント
アメリカの2月度消費者物価指数が2022年3月10日の22:30頃に発表になります!
消費者物価指数(Cosumer Price Index)とは、消費者が購入するモノやサービスなどの物価の値動きを把握するための統計指標です。ニュースや新聞などでは、英語表記の頭文字をとって「CPI」とも言われます。
CPIはアメリカに限らず各国が発表していますが、GDP世界一を誇るアメリカのCPIは特に注目で、世界の投資家が注目している指標です!
景気や物価の上昇が過熱気味になると、各国の中央銀行は政策金利を上昇させて景気を抑えようとします。そのため、各国のCPIは各国の政策金利に重要な影響を与えるのです。
アメリカでは2021年4月からCPIの数値が上昇傾向にあり、2021年12月には前年同月比で7.0%に到達。さらに2022年1月は7.5%となり約40年ぶりの上昇率となりました!
出典:Yahoo!ファイナンス
FOMCにも影響が出る可能性、考えられる今後の展開
物価上昇だけで判断することはできませんが、アメリカのCPIの数値はその後の3月15日・16日に行われるFOMC(連邦公開市場委員会)の政策金利決定に大きな影響を与えます。
仮にFOMCでアメリカの政策金利が上昇すれば、金利の低い円よりもドルの方に魅力を感じる投資家がより増えるため、ドルが買われ円安に向かう可能性が高くなるでしょう…!
ただ今回は、3月3日にFRBのパウエル議長は半年に一回の議会証言にのそみ、その場で「0.25%の利上げを支持する」と述べています。こういったこともあり、今回のFOMCでは0.25%の利上げとなる可能性が高いのです。
※FRBパウエル議長が議会で言及したこと(3月3日のブログより)
確実ではないのですが、すでにFRBパウエル議長が政策金利0.25%を支持していると述べているため、2月度のCPI予測である前年同期比7.9%の上昇を大きく上回る、 または下回るようなサプライズがない限り、今回のCPI発表ではドル円に大きな動きはないと考えられますね。
現在は、ロシアのウクライナ侵攻といった地政学リスクに見舞われながら、やや値動きは粗いものの不思議なくらいドル円は平静を保っています。 そしてこの展開は、ロシア、ウクライナ情勢に大きな変化がない限り、FOMCまで続くのではないでしょうか…。
過去約1ヶ月のドル円の値動き
今回のCPIは、予想に対してサプライズと言えるような数値発表になっているんでしょうか???そして、3月15日・16日のFOMCの政策金利決定にどのような影響を与えるのかという視点で見ていくと良いのではないかと思います!
それでは今日はここらへんで!
気温の変化が激しい時期なので、どうか皆さまご自愛ください♡