ECB議事要旨が発表されるも大きな動きはなし!利上げは年内になるのか?
最終更新日: 2022-4-8
こんにちは!あっという間に金曜日!
学校や平日のお仕事の方はお疲れさまです♪週末にお仕事がある方は、あともうちょっとひと踏ん張りですね…!
欧州(EU)では、アメリカのFOMCにあたるECB理事会が3月9日と10日に開催され、その議事要旨が4月7日に公表されました!
今回のブログでは、公表された議事要旨の内容についてと、年内に利上げとなる可能性はあるのか?について解説しています!
ECB理事会の議事要旨が公表!
ECB理事会の議事要旨が4月7日に公表されました。
現在ユーロ圏のインフレ率は、エネルギー価格と食品高騰の影響を受けて7.5%まで上昇。 金融引き締めが必要な水準に達していますが、ロシアのウクライナ侵攻の影響により不確実性が高まっており、難しい判断が迫られています…。
こちらの画像はBloombergより引用しています!
ユーロ圏のインフレ率上昇は継続か
3月に開催されたECB理事会では、政策金利の引き上げは見送られましたが、 これまで新型コロナウィルス対策として行っていた金融緩和策、資産購入プログラム(APP)を第三四半期に終了。利上げの準備を整えました…!
しかし、議事要旨の中をみてみるとインフレ率は既に高水準にあり、しかも一時的なものではない可能性が高いため、 多くの参加者が「金融政策の正常化に向けた一段の措置をただちに講じる必要がある」と考えていることがわかりました。
その他、利上げに向けたフォワードガイダンス(※1)の要件は、「すでに満たされた。または、満たされつつある」との見解も示されています。
※1)中央銀行が金融政策の方針を前もって表明すること
一方、ロシアのウクライナ侵攻で不確実性が高まっていることから、先行きの政策についてはコミットするべきではなく、 もう少し様子見すべきという意見もあり、最終的には過度なタカ派(金融引き締めを支持する方針)とはならなかった模様ですね(´・ω・`)
ECB政策金利が引き上げに動く可能性とは?
現状、ECBのラガルド総裁は、資産購入プログラムの終了時期の目安は明らかにしたものの、 その後の利上げのスケジュールに関しては「時間ではなく、データ次第」としており、具体的な時期を示すことはしていません。。
しかし、アメリカやイギリスは先行して利上げを行っているため、 過度な出遅れを避けるためにも、2022年度末までにはECBも政策金利の引き上げに動く可能性が高いと考えられます。
2014年6月以降、マイナス金利を続けてきたECBが金利引き上げをすることになれば、ユーロ円においては大きなユーロ高要因になると考えられますね…!
なんだか夜はまだ寒いですね!今日はおでんにしようかな♪(急に冬…笑)
みなさんもご自愛くださいね(*^^*)/~