アメリカはスタグフレーションに向かう?5月11日のCPIを確認しよう
最終更新日: 2022-5-10
こんにちは!
ドル円は130円台を推移していますね。1ヶ月前頃のブログを見返していたのですが、125円に到達したことでびっくりしている私がいました。笑
※ドル円125円到達!今後はさらなる円安水準へ?アメリカCPIに注目(4月12日のブログより)
今回のブログでは、明日(5月11日)に発表予定の、アメリカの4月度消費者物価指数(CPI)についての注目ポイントを解説します(`・ω・´)
130円台を推移するドル円の状況
ゴールデンウィーク中の大きなイベントを終えてから特に大きな売買の要素はなく、5月10日の午後131円を超えて以降は徐々に押し戻されています。
5月11日の午前中にかけては、130円~130円50銭の間を往復する展開となっております…!
ドル円の動き(10分足|5月9日午後~5月10日午前)
米4月度消費者物価指数(CPI)の結果次第では波乱も…?
5月11日の21:30には、アメリカの4月度消費者物価指数(CPI)の発表がありますね!
世界的なインフレ懸念が強まる中で、先行して急激なインフレに突入したアメリカがいつインフレを脱却できるのか…? 今回のアメリカのCPIは世界中の注目を集めています。
先月(4月)に発表された3月度のCPIは、前年同期比で8.5%の上昇。40年ぶりの伸び率となりました。 先月度の上昇率が果たして継続するのか、4月に発表された数値でインフレがある程度ピークアウトするのかにまずは注目しましょう!
市場の予測では、4月度CPIは前年同期比8.1%の上昇となっています。 仮に予想通りの結果だったとしても決して低い水準ではありませんが、ややインフレが収まりつつあると市場が受け止められると考えられますね。
ただ、市場はインフレが収まっていることはある程度織り込んでいるので、予想通りの結果となった場合はあまり為替レートに大きな変動は起こらないでしょう。 逆に、予想を上回った場合は波乱要素になり得ます…!
CPIではインフレやスタグフレーションの判断水準を確認
ロシアのウクライナ侵攻や中国のロックダウン、FRBの急激な金融引き締めにより、アメリカ経済には陰りが見え始めています…。
実際、ゴールデンウィーク明けのアメリカ主要三指数(NYダウ、NASDAQ、S&P500)も下落基調となっており、 仮にインフレがまだ収まらないと市場から受け止められれば、物価上昇に加え景気が減速するスタグフレーション(※)と市場は判断するでしょう。
これまで、こうした場面では円が受け皿となっていたのですが、ドル円は依然として金利差が大きいため、今の状況では円が受け皿とはなりません。。
よって、今回のCPIに関しては、仮に波乱があったとしても、株式市場には影響はありますが、為替レートに大きな変動はない可能性が高いですね。
ただ、株式市場に影響を与えれば当然次のFOMCの判断材料となり、最終的にはドル円相場に影響を及ぼします。
今回のアメリカの4月度CPIでは、インフレが収まるのか、市場がスタグフレーション(※)と判断する水準になるのかを確認することがポイントです。
- ※)“Stagnation(停滞)”と“inflation(物価上昇)”をあわせた造語。経済現象の一つ
昨日はサボってた掃除と一緒に断捨離をしたんだけど、めちゃめちゃすっきりしました! 花粉が少なくなったこの時期は窓全開にして大掃除するのは気持ちいい(✻´ν`✻)
みなさんも使わなくなった物やときめかない物(こんまりさん方式)は、【あげる・捨てる・寄付する・売る】などで手放すことをおすすめします(*^^*)
それではまた明日ブログアップしますね♪