4月の米小売業売上高が発表へ!個人消費の動向で景気を確認してみよう
最終更新日: 2022-5-16
こんにちは!
5月も残り半分となり、もうすぐで2022年も折り返し地点。ちょっと気が早いですが、なるべく悔いのない年にできたらいいなぁなんて思いながらブログを書いています(`・ω・´)
さてと!今回のブログでは、直近のドル円動向に加えて、5月17日に発表を控えている「4月米小売業売上高」についての注目ポイントを解説していきます!
一時大きく円高となったドル円、その要因とは?
最近はあまり円安について取り上げられることがなくなりましたが、130円台近辺で安定的に推移している状況です…!
ドル円の動き(5分足|5月13日~5月16日)
5月16日の9:00頃に大きく円高に向かっているのが確認できますよね。 これは、日銀が8:50に発表した4月度国内企業物価指数の結果を受けたものと思います。
発表された同指数は113.5ポイントで、前年同月比10.0%の上昇となりました。 前年水準を上回るのは14ヶ月連続。ロシアによるウクライナ侵攻の影響により、エネルギーや資源価格の上昇が大きいと考えられます…!
予想(9.4%)を上回る結果となり、同指数を発表してからやや円高に調整が入る動きがあったものの、 日米金利差という根本的な要素に変わりはないため、夕方には再度円安に向かいました。
今後大きく円安に向かう可能性は低いかも…
最近ではアメリカの景気減速懸念により、勢いよく130円台向かっていくという値動きはなくなっています…!
アメリカは政策金利の引き上げを少なくとも今年一杯継続することが決まっていますが、すでに投資家は政策金利の引き上げを織り込んでいます。
アメリカのインフレが収まらずに0.75ポイントの政策金利引き上げをするくらいのサプライズが起こらない限り、 大きく円安ドル高に向かうことは考えにくい状況です…。
今後は経済指標の発表で多少上下はしますが、極めてゆっくりとしたペースで円安ドル高に向かって行くと考えられます。
4月米小売業売上高の発表では景気停滞の水準に注目
5月17日21:30頃には、4月米小売業売上高の発表があります! 米小売業売上高とは、アメリカ国内で販売している小売業とサービス業の売上高を集計した数値です。
アメリカの個人消費はGDPの約7割を占めるといわれており、個人消費のトレンドを把握し、 アメリカの今後の景気を予想する上で注目度の高い経済指標とされています!
米小売業売上高は自動車販売店のセールなど、景気とは関係ない要因も含まれるので、 自動車を除いたコア小売売上高の方がより景気を反映した数値と言われています。
市場の今の注目は「アメリカの景気停滞の水準がどれくらい大きいものなのか?」という点に尽きます。
今後のアメリカの景気の先行きを予想するためには、小売業売上高だけではなく、コア小売売上高も忘れずにチェックしましょうね(´・ω・`)
今日のブログはここまでです♪
早いものでGWが明けてから1週間。5月も半ばとなり、なかなかやる気が出なくて困ってる…といった方も増える時期ですよね。 辛いことも多いですが、好きなものを食べて、好きなものに触れて、ゆっくり過ごしてくださいね♪
まだ日中と夜では気温の寒暖差があるので、みなさま体調面など気をつけてください!それではまた~(✻´ν`✻)