10月度CPIを受け一気にドル円は130円台へ!今後の展開はどうなる?【11/7~11/13週報】
最終更新日: 2022-11-14
こんにちは!
相変わらず毎日何かしら体調が良くなくて年齢を感じている今日この頃。。出かけるとすぐに疲れてしまうため、また流行りだしてしまっているコロナ関係なく外出自粛が加速する一方です。笑
さてさて本題へ!今日のブログでは、先週発表された10月度の消費者物価指数(CPI)の内容を中心に、ドル円の変動や今後の展開について解説しました。
ドル円の変動が凄まじい状況ですが、一度落ち着いて戦略を立て直していきましょう!
消費者物価指数(CPI)発表後にドル円が一気に円高へ
米労働省は11月10日の22時30分(日本時間)、10月消費者物価指数(CPI)を発表しましたね。
結果は前月比で0.4%(0.6%)、前年同月比で7.7%(8.0%)。コア指数では前月比で0.3%(0.5%)、前年同月比では6.3%(6.5%)となりました!
※カッコ内は予想値
いずれも予想より低い水準であったことから、今後FRBが政策金利の引き上げペースを落とすのではないか?という見方が広がり、発表直後一気に141円台まで円高が進行。
さらにその後も円高の流れは止まらず、11月14日早朝の時点では138円台半ばから後半の間くらいまで円高が進行しています…(;´Д`)
ただ、75日の移動平均線(下記表の青い線)を大きく下回る状況が続いており、急激な円高局面は一旦歯止めがかかるでしょう。実際に11月14日には買い戻しの動きが見られ、140円ちょうどあたりまで値を戻しつつあります。
ドル円の動き(5分足|11月14日早朝時点)
円安トレンドは終わりなの?…ただし油断は禁物
ただ、これまでの円安の動きが急速であったことから、その分の反動も大きいのではないか?という懸念は拭いきれませんよねぇ。。
8月23日に付けた135円82銭まで次の目立ったサポートラインが見当たらないことから、このあたりまで円高が進む可能性も考えられます。
「これまでのような急速な円安トレンドは終わったのか?」についてですが、非常に難しい局面ではあるものの、過度な楽観視は禁物です(~_~;)
こうした市場の楽観は、金利の低下や株高といった金融環境の緩みを招きかねず、インフレの沈静化が遅れる可能性があります。
今週はFRB要人発言が目白押し!常に最新情報をチェックしよう
10月の雇用統計結果でも軟調となっている傾向は見られるものの、雇用者数は引き続き堅調であること、失業率もさほど大きな低下傾向が見られない等の理由から、過度な円高期待は禁物です。
今週はFRBの要人発言の予定が目白押しであることから、 この中の誰かが、過度な円高に「時期尚早である」というメッセージを発する可能性があります…!
今週のFRB要人発言予定 | |
11月14日(月) | ニューヨーク連銀 ブレイナード副議長 |
11月15日(火) | フィラデルフィア連銀 バー副議長 |
11月16日(水) | ニューヨーク連銀 ウォラー理事 |
11月17日(木) | セントルイス連銀総裁、ミネアポリス連銀総裁、クリーブランド連銀総裁 |
発言内容次第では、楽観的な市場に冷や水を浴びせることも考えられるので、よーく注視しておきましょう٩(๑òωó๑)۶
今日のブログはここまで!
ここ最近の相場にちょっとお疲れの方も多いかと思います。すべて投げ出したくなることもあるかと思いますが、一旦お茶でも飲んで落ち着いて、一緒に頑張りましょうね♪