FXトレーダー注目のFOMC前日銀金融政策決定会合にて黒田総裁が強気の発言
最終更新日: 2015-9-16
昨日の日銀金融政策決定会合
日銀が15日に開いた金融政策決定会合は、予想通りの現状維持。
もしかしたらもしかするかも♪と期待の追加緩和は残念ながら無し(✻´ν`✻)期待があったせいか米ドル/円は120円を割れて119円台後半に落ちました。
そして黒田日銀総裁は、金融政策決定会合後の会見で2%のインフレターゲットが目標の2016年前半に達成できない可能性を示しました。
原油価格によるデフレ
その理由は原油価格の低下。日銀のシナリオではドバイ原油が1バレル60ドルから2017年度末に70ドルまで上昇すると予想。ところが現在の原油価格は45ドル前後です。エネルギーの元、原油が安ければ工場で製品を作るのも運ぶのも安く済みます。私達としては嬉しいのですが経済全体としてはデフレ要因になります。
給料や物が上がらないデフレは、経済が小さくなっていくので、資本主義経済には大打撃。
100ドルから50まで半値!になりました。
1バレル45ドル前後まで値下がりしている原油。中国経済の復活や中東・アフリカ諸国が成長していけば、もう一度原油の高騰もありえる!?
↓上記チャートのようにDMMCFDなら原油価格のチャートまで見れます!DMMFXと合わせて口座を持つととっても便利ですよ!詳しくはこちらから↓
長く続いたデフレ退治に立ちあがった安倍首相&黒田日銀総裁は、このまま尻尾を巻いて逃げかえるわけにはいきません。黒田総裁、追加緩和を行うのでしょうか。
今のところは物価は緩やかな上昇を描いているとの日銀認識。新興国経済悪化もデフレになる程ではないと強気。今後の政策変更は、「物価次第」と改めて物価の重要性を強調した会見でした。
そして米国に続いて利上げが近いと見られている英国の8月インフレ率は低下。15日に出た8月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で変化なし。コアインフレ率も1%と前月の1.2%から低下。インフレ率ゼロ!ですよ。
安倍首相が携帯電話料金引き下げ検討を指示してくれたのでユーザーとしては嬉しい(๑´ω`๑)♡でも、インフレ率には大きなマイナス要素ですね…。
苦労の絶えない黒田総裁
- 部長「社長!インフレ率目標達成できません。」
- 社長『そうか、原因は何だね、君。』
- 部長「はっ、原油価格が値下がりしていまして、製品価格も下がっています。」
- 社長『そうか、それは仕方ないかもね。ところで、携帯電話の値下げを指示しておいたから♪(よし、これで社長支持率回復だ!)』
- 部長「えっ、それではインフレどころかデフレに逆戻りするのでは…」
- 社長『そこを何とかするのが、金融のプロたる君の腕だろう。お隣のイエレン部長はしっかりやっとるよ。』
黒田総裁もお気の毒に…来年の1月に追加緩和が行われる可能性は高まっていますが、もしかしたら年内への前倒しも( ・`ω・´)キリッ