米国指標悪化でドル安レンジ相場継続。FX初心者は稼ぐチャンスです
最終更新日: 2015-10-16
14日の市場では、米ドルが急落。
理由は二つ、米国の経済指標悪化と企業業績の悪化です。
米国経済指標の悪化
- 9月小売売上高 [前月比:除自動車]は、予想-0.1%に対して-0.3%と悪化。
- ベージュブック(地区連銀報告書)
経済は8月中旬-10月初旬に引き続き緩やかに拡大しています。
- 多くの連銀がドルは製造業や観光業に打撃と指摘
- 全般に企業は見通しに楽観的
- 労働市場はほとんどの地区でタイトに
- 依然として全国的に物価は非常に安定
米国の製造業は、ドル高でダメージを受けているとの報告です。これはちょっとまずいですね。ただでさえ大統領選挙も控えている中、多くの票を握る製造業にいい顔をしておかないと。
米国企業の決算も悪化
そして、もう一つの理由が米国企業の決算。小売大手のウォルマートは業績見通しを大幅に下方修正。
- 今期の売上高成長率は±0%
- 2017年度のEPS(一株あたり利益)は-6%から-12%
これらの悪材料が出たことで、また、FRBの利上げが延期されるとの見通しが強まりました。
年内の利上げがなくなれば米ドル/円は下落するかも
米国債の利回り低下と米ドル安で市場は反応。シティバンクやゴールドマンサックスなどの金融機関決算も良くない数字。NY連銀のダドリー総裁は、12月に利上げがあるか分からないと発言しています。(´×ω×)
注目されたアメリカ商務省の小売上高が弱く、小売最大手のウォルマートが業績見通しを大幅に下方修正したことが材料視されました。FRBの利上げ時期が後ずれするとの観測が一段強まり、米国債利回りが急低下。米10年債利回りが節目の2%を割って低下、米2年債の利回りも大幅に低下しました。
FRBが公表したベージュブックと呼ばれる地区連銀報告は、製造業がドル高で痛手を受けているとの認識を示しました。これもドル売りにつながりました。 もし、年内の利上げがなくなれば、米ドル/円が大きく下落することも考えられます。(´×ω×)
逆に、相場が悪くなったことで、日銀の追加緩和や中国の政策出動などの可能性が高まっています。消費税の軽減税率を巡っての混乱。横浜のマンションが傾いた事件もあって、株価もわさわさしています。( ・`ω・´)キリッ
不正関係の事件、ほんとに多いですね。
欧州でも追加緩和の可能性が出てきて、通貨安への誘導を各国が進めている感じ。欧州・日本・中国には、政策発動催促です。
ドル円は118.60を一時割り込んだので、この後の動きに注意。変動幅が広がり、移動平均線も短期戦が下向き。
レンジでコツコツ稼ぐスタイルの人はこの相場はチャンスですね。
ストキャスティクスは買いの動き。一応、レンジ相場の形で見ておいていいと思いますが、ストップロスは必須ですよ!(๑´ω๑)♡