FXトレーダーは値ごろ感で売買してはいけない理由
最終更新日: 2015-10-20
中国の国内総生産(GDP)は、前年同期比6.9%増でした。今年の目標7%を達成できるか微妙な線です。何とかいまのところは年間目標を維持しています。でも、この数字が正確かどうか分からないのがまた怖いところ。(´×ω×)
中国経済次第では、もう一段のリスクオフで円高があるかもしれません。そこで、値ごろ感だけで売買しないでください。(´;ω;)
値頃感だけでトレードして失敗した経験
FXで失敗しやすいのが値ごろ感。私も散々やらかしました。
だって、どんどんレートが下がってくるのを見ていたら、そろそろ下げ止まりか? 逆にどんどん上がっていけば、いよいよ天井か?と思ってしまうのが人の感情というものですよ。
ついつい値ごろ感で売買しては痛い目にあいました。底値だと思って買うとまだ下がる。天井だと思って売ると上がり続ける。何度、損を出したり利益が少なくなったりしたことでしょうか。しかも一度買っちゃうと意地になっちゃうんです。買いを繰り返すナンピン状態でかなり損を出したこともあります。(´×ω×)
それこそ、2008年に100円を割り込んだ時に、値ごろ感で買った人は大損です。
八百屋さんで買う大根や白菜は、作るのにお金がかかりますよね。この作るのにかかるお金が原価で、貴金属の金や銀も掘り出すのにお金=生産コストがかかるために、極端な安値って付けにくくて、値ごろ感で買ってもいいと思います。( ・`ω・´)キリッ
値頃感でFX取引をしてはいけない理由
株式投資も配当や株主優待がありますし、株価収益率や解散した時の資産価値など目安となる数字があって、値ごろ感も大切。
ところが、為替相場で扱うのは「通貨」。生産コストも配当もありません。金利はありますので、これが暴落時の歯止めの役割を果たします。ちなみに、純粋な生産コストは、1万円札で約22円とのこと。
政府はその気になれば、いくらでもお札を刷ることができるので、値ごろ感では売買できません。今みたいなレンジ相場だったら、下がったら買い、上がったら売りで利益が取れるんですけど、常に、いつ上か下に動いても不思議じゃないという感覚で売買した方がいいです。(๑´ω๑)♡
特にトレンドが長く続くトレンド相場だと値ごろ感は危険。
トレンドは終わるまで続く。勝手にトレンドの終り=天底を決めてはいけないというのが為替トレードの鉄則。
米ドル/円・ユーロ/ドルなど、どの通貨も一定の範囲で動くレンジと上下どちらかに動き出すトレンド相場を繰り返しています。そこをしっかりと見極めておかないとね。
そのためには、テクニカル分析・ファンダメンタルズ分析と二つの分析手法を駆使することが大切です。( ・`ω・´)キリッ