FX初心者でも毎日のニュースで振り回されずにトレードするには
最終更新日: 2015-7-3
昨日は、米国の雇用統計が予想より悪くて、ドル売りが起きましたね。
雇用統計前にポジションを持っていた人は利確できましたか?
雇用統計で大きくドル売りに。窓が出来てしまいました。
さて、今の金融市場は、ギリシャ問題で一喜一憂。FX会社が配信するニュースや大手通信社が配信するニュースもギリシャ問題でもちきりの状態。
でも、このニュースを見て売買すると結構、損することも多いので、初心者の方向けにお伝えします。
というのが、毎日のように、いいニュースと悪いニュースが交互に入ってくるから。(T_T)
いいニュースを読んで買えば、次に悪いニュースで下がる。
そうかと売れば、良いニュースが入って来るの繰り返し。
良いニュースが入ってきた時には、世界中のプロ投資家や自動売買プログラムが一斉に買っているから、よほどのニュースでない限り、上がったところを高値掴みになってしまいます。下がったところも同じですね。
買えば下がり、売れば上がると嘆かれるFXトレーダーが多いのは、この辺りも原因なのではないかなあと私は考えています。
例えば、ギリシャ問題は、7月5日の国民投票に改革案受け入れするかしないか委ねられたはずなのに、突然、7月1日に「ギリシャ政府が改革案を受け入れる意向」というニュースが英のフィナンシャル・タイムズから流れてユーロが買われました。
ギリシャのチプラス首相が、債権団に条件付きで受け入れる旨の書簡を送ったとのニュースだったんだけど、このニュースで慌ててユーロを買ったら損していた可能性が高い。
だって、チプラス首相、1日に、国民向けにテレビ演説を行って、5日の国民投票で改革案を否定するように演説しているんです。「ギリシャは脅迫されている」などと話すなど、かなりの強硬姿勢ですよね。
その後、明らかになった首相の書簡では、税制改革や年金削減など条件を受け入れる方向ではあったみたい。ただ新規融資として290億ユーロの要請をするなどで、受け入れられない前提で書簡を出したような気がします。
チプラス首相にとって大事なのは、ギリシャ国民の評価。ここまで国民投票を煽っておいた上で、大幅譲歩で改革案受け入れっていうのは、強いリーダーっぽくない。
それよりも、こちらは大幅譲歩までしたのに債権団が条件を飲まなかったせいだと開き直るつもりだと思います。少額を借りると立場が弱いけれど、大金を借りると借りた方が立場が強いとは良く言ったものですね。
黄色い枠線で囲んだ部分が、FT報道のところ。17時55分には1.1112だったユーロ/ドル。
18時10分には1.11712の高値まで上昇した後に下がる。
FX会社がこのニュースを配信したのは18:00だったから、ニュースを見てから買ってもなかなか上手くいかないことが分かると思います。
最後までお読み頂き、有難うごさいます♡
それでは皆様御自愛下さい♡