2016年のトレンド予想「原油安の原因」をまとめてみた 前編
最終更新日: 2015-12-28
来年もトレンドになりそうな原油安について
楽しいクリスマスは終り、もう少しでお正月(๑´ω`๑)♡
ドル円は120円を壁に小さい動き。
短期的に下落傾向。120円をキーに動きそう。
さて今回は現在注目トレンドの原油についてです。為替相場が小動きの間に原油の事を前後半でおさらいしておきます。
原油価格の下落はなぜ?シェール革命とは
2015年のメイントレンドは米国の利上げ。
そして後半からドル円に限らず全ての金融市場で波乱要因になったのは原油価格でした(*●⁰ꇴ⁰●)✧
2016年も引き続き原油価格に振り回される相場になりそうです。
そこでなぜこんなに原油価格が下がったのか、今日は解説したいと思います。
シェール革命で米国が世界一の産油国に
そもそも石油は中東や中南米・北海油田・ロシアなど産油国と言われる国が牛耳っていました。
そしていつか枯渇すると言われていました。
だからこそ日本も原子力発電所に注力して石油に頼らなくてもいいようにエネルギー政策を考えていたのです。
ところが…2000年代初頭の技術革新で石油・天然ガスの生産に革命が起きました。
これが米ドル高・原油安の起きた要因なんです。
シェールオイルが出てきたことが原油安への要因
シェールガス・オイルはその名の通り、頁岩(シェール)という固い岩石の地層の隙間にある石油や天然ガス。
存在自体は広く知られていたのですが地下2000~4000mの深さにあるため、取り出すことが不可能とされていました。
これを取り出す技術が開発されましたからもう大変。石油生産の世界が一変しました(´×ω×`)
米エネルギー省の発表した数字だと世界42カ国で合計3450億バレルのシェールオイルが採掘可能(2013年の数字)。
シェールガスは6600兆立方メートルとの報告もあり世界消費量の250年分以上とまで言われている程。
石油は枯渇…、いえいえとんでもない事態になっているんです。
2011年末の世界原油確認埋蔵量は1兆6526億バレル、可採年数54.2年という調査結果があります。
米国が資源国になることでの世界への影響
実は原油の埋蔵量や可採年数などはデータの取り方がまちまちでミステリアスな世界なんです。
要はたくさん石油や天然ガスが生産できるようになったということ。この技術革命を実行している国が米国!
今後米国は天然ガス・原油で世界最大の生産国になることが確実視されています。
同時にこれは米国が資源国になることでもあります。
そしてすでに起きている米ドル高は、このシェール革命が大きな要因なんです。
- 経常赤字の縮小に貢献:外国から原油・天然ガスを買わなくても良い
- 軍事費の削減:中東産油国を守る必要が薄れる
- 国内で安い原油・天然ガスが確保できる:生産コストが下がる
これらの要因で米国の産業活性化・雇用拡大に繋がり、米ドル高と米国の復活は成し遂げられました。
そして先日の米FOMCで利上げを行える流れになりました。
引き続き2016年も原油価格の下落が為替相場に大きな影響を与えます(*●⁰ꇴ⁰●)✧
さらに米国で大量の原油が掘り出された結果、原油市場の需給バランスが崩れて原油安に。
日本・欧州が頑張って量的緩和をしてもインフレにならない原因の一つが、原油安と労働コストの削減なんですね( ・`ω・´)キリッ
後編はこちら↓
出産祝いをあげたお友達から、お返しを頂きましたー♡
私お風呂が大好きなんですが、プレゼントの中に入浴剤がぁー(*●⁰ꇴ⁰●)✧
とっても嬉しい~(o´∀`o)!!!早く使いたいなぁ♡
お友達のお家でカーテンにくるまって遊んでたら、怒られましたw
↓今日のオマケ自撮り画像↓(クリックで表示)
最後までお読み頂き、有難うごさいます♡
それでは皆様御自愛下さい♡
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コメント (2)
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1. サツキイチゴ
はじめまして。サツキイチゴと申します。
FX初心者で専業を目指しています。
「FX 年末年始」と検索したらメイさんのブログにたどり着きました。
すごくわかりやすく、内容も豊富なので定期的に拝見させていただきます。
よろしくお願いします!! -
2. メイ
>サツキイチゴさん
コメントありがとうございます!かわいいHN(๑´ω`๑)♡
年末年始は取引時間の短縮があったり、三が日は取引できなかったりと毎年間違える方がいますからね(´×ω×`)
私のように専業やってると曜日感覚もなくなってくるので困ったものです(´;ω;`)
そんな私ですが、これからも宜しくお願いします!