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今更聞けない日銀が導入したマイナス金利とは

FXブログとして日々更新している私のブログですが、日銀がマイナス金利の導入を発表してから「マイナス金利 円高」などの検索で来ていただく方がかなり増えました！

それほど今の日本の経済に影響が大きいマイナス金利ですが、株価を気にしない人でも「日経平均株価が3日で2,000円暴落」とここ最近のニュースで目にしたと思います。

今日はそもそもマイナス金利とは何なのか？私たちの生活への影響は？などについて詳しく解説します！

マイナス金利は日銀と銀行間の金利

マイナス金利と聞いて「私の預金から引かれてしまうの？」と心配になった方もいるのではないでしょうか？

今回日銀が発表したマイナス金利は、日銀と銀行間の金利の話です。なので、現状私たちの預金に直接関係のある話ではありません。（※間接的に影響がある部分はあとで記載）

通常だと金利がマイナスになることはありませんよね？私たちも銀行へ預金をしていますが、あなたの預金通帳にも銀行からの利息の支払いが記載されているはずです(✻´ν`✻)

現在、普通預金の金利ですと0.02%～0.05%ほどが一般的です。中にはソニー銀行のように0.001%なんてところもありますが、基本的に銀行が私たちに利息を支払う点では違いありません。

マイナス金利の場合、金利がマイナスになることなので利息がもらえるどころか反対に払わなくてはならない状況です。

「銀行が日銀に預金を預ける際、一部に対して0.1％の金利を支払わなければならない」のが今回のマイナス金利の内容です。

日銀はこのように「預かるには手数料を取るよ」という形にして、銀行がお金を「企業へ貸し出すこと」に回すよう促し経済の活性化を狙ったのです(　･`ω･´)ｷﾘｯ

長期金利がマイナスになるとは、どういうこと？

今週テレビなどでマイナス金利と同時に「長期金利が初めてのマイナスへ」というニュースを見たかと思います。

これは国債の話です。長期金利の代表的な指標に「10年債券利回り」があります。

9日に10年債券利回りが国内初となるマイナス0.035%まで低下しました。

実はこの動きにも日銀のマイナス金利が関係しています。

先ほど銀行が日銀にお金を預けると0.1%の手数料をとる話をしましたが、銀行は「手数料がかかるなら国債を購入したほうが手数料が少ないのでは？」と考えます。

10年債券利回りがマイナスになったところで0.035%ですからね。銀行からしてみれば「0.1%の手数料を日銀にとられるよりもお得」となる訳です。

これにより金利がマイナスでも国際を買うメリット方が上、結果国債は買われて長期金利もマイナスになったのです(´×ω×`)

私たちの生活への影響は？

前述した通りマイナス金利が直接私たちの預金に関係することはありませんが、間接的には影響があります。

• 住宅ローン金利が引き下げられ購入しやすくなる
• 普通預金・定期預金の金利が引き下げられ利息が少なくなる
• 大手銀行では現時点で預金金利をマイナスにすることはないと発表

住宅ローンのようにプラスに働く部分もあれば、マイナスになることはないと言いながらも預金金利も若干ながら下がります。

現在検討段階のものもあるので、今後マイナスに働くものが出てくるかもしれません。

マイナス金利と円高についてまとめ

今回の日銀によるマイナス金利導入について、これでなんとなく理解していた方もお分かり頂けたかと思います(✻´ν`✻)

日銀はマイナス金利をカンフル剤として経済の活性化を狙いましたが、結果として世界経済の先行き不安さや米経済の悪化による利上げ予測後退などの要因を受けて、思惑とは逆の円高・株安方向へ進んでしまいましたね。

動きのないレンジ相場よりかは、やっぱり円高でも円安でも値動きさえあれば利益が出せるFXは動きがあった方が面白いですよね(๑´ω`๑)♡

私もこの円高の相場に果敢にトライしたいと思います！