相場が逆方向に動いているのにポジション追加!?ナンピンについて解説! 前編
最終更新日: 2016-3-10
FXトレーダーなら誰もが含み損を経験したことがありますよね?決済するまでは含み損なのでストレスですね(´×ω×)
そんな時に使える手法としてナンピンがあります。このナンピンについて前編と後編の2回に分けて解説します。今回は解説の為にデモ口座を使いますね(๑´ω`๑)♡
最初に書いておきますが、ナンピンは使い方次第でリスクが大きくなる方法です。そのことを肝に銘じてください( ・`ω・´)キリッ
FXでのナンピンの意味・効果
ナンピンは簡単に言えば買い下がり(売りあがり)のこと。 ドル円を買って下がったら買い足します。このことをナンピン(難平)と言います。
ナンピンには平均購入価格を下げることで利益が出るレートを下げる効果があり、上向き(下向き)に転換した時の利益が大きくなるのがメリットです
デメリットは、いつ相場が反転するのかもわからないギャンブル的な要素が強いためにリスクが大きくなることです(´×ω×`)
FXで具体的にナンピンをする流れ
ではここで具体的なナンピンの流れを画像を交えて説明します。そもそも、なんのためにナンピンするかというと平均購入価格を下げるためでしたね。
1万ドルの買ポジションにさらに1万ドル購入(エントリー)、さらに下がったのでもう1万ドル追加
画像の例だと・・・最初の購入価格が112.642円。
この112.642円以上にドル円が上昇すれば利益、下落すれば損失。ところが予想が外れて下がってしまいましたので平均購入価格を下げるために買い足しました(ナンピンしました)。
- 平均価格の計算:(112.642円+112.595円)÷2=112.619円
ナンピンすることで、最初の112.642円まで価格が戻らなくても112.619円以上になれば利益が出ます(๑´ω`๑)♡
さらにポジションを買い増しして3万ドルにしたことで、平均価格は112.602円まで下がりました。
最初に買いポジションを持ったのは赤線の112.642円。ナンピンで平均購入価格が下がったので損益分岐点が112.602(112.603)円まで下がりました。
これが、平均購入価格を下げるナンピンの役割と効果です。チャートが反転して上昇トレンドになった時に損益分岐点までの到達が早くなり、利益も大きくなります。
FXで行うナンピンのデメリット
ところがこのナンピンという手法の評判は実は悪いんです。FXや相場の本を読むとおすすめしない・やらない方がいいと書かれていることが多いと思います(´×ω×)
それはなぜかというとリスクが大きいから。どんどん買い増していく手法なので、相場が下げから上げに転じてくれればいいのですがそのまま下落し続けることもあります。
当然、損失が膨らんでいくことになりますね。最初は1万ドルだったポジションも3万ドルそして4万ドルと増えれば増える程リスクが大きくなります。
損をした時にいつナンピンを止めればいいのかタイミングが取り難いんです。
資金は無限にありませんし、いつ相場が止まって反転するのか分かりません。
さらに、ナンピンでポジションを増やしてしまうと最初に想定していたより大きなポジションを持つことになってしまい、損切りできなくなります。
このブログでも損切りの大切さは何度もお伝えてしてきました。ポジションが大きくなって損切りできないっていうのは一番ダメで損失の大きくなる失敗例。
では、ナンピンは100%悪かというとそうではありません。使い方次第では有効な売買手法になりますので、そちらは後編でお伝えいたします( ・`ω・´)キリッ