有名会計士が開発したエリオット波動理論でチャートを予想してみよう 前編
最終更新日: 2016-3-22
エリオット波動で相場を読む
ラルフ・ネルソン・エリオットは、1871年~1927年にかけて活躍した会計士。主に株式を中心相場を分析して1938年に波動の原理という著書を出版。ここからエリオット波動が世の中に知られることになったんです。
しかし、不遇の相場師というのでしょうか。死後に高い評価を得たゴッホのような画家がいるようにエリオット波動も彼の死後に評価された分析手法です。
同じようにサイクル理論を分析したギャンと同じく、エリオットも統計・心理学など様々な分析手法を組み合わせて研究を行っています。
相場を長期ビジョンで読むために使われるのがエリオット波動。
他のテクニカル分析はFXトレードシステムが自動で画面上に計算した値を表示してくれますが、エリオット波動は自分でチャート上に引かなければいけません。
そのため、細かい分析・読み方は専門家に任せるとしても、【上昇5波下降3波】だけは覚えておいたほうが良いでしょう(๑´ω`๑)♡
理論はかなりたくさんあって覚えきれないほどあります。しかし、基本的な事だけでも知っておくと予測に幅が出来ると思います。
エリオット波動を勉強している中にはスゴイ人達がたくさんいます。私も負けないようにエリオット波動を勉強してみました。2回に分けてご紹介する予定です( ・`ω・´)キリッ
エリオット波動の基本パターン
エリオット波動は、【上昇5波下降3波】の動きを基本的な相場変動のパターンと考えます。
チャート(相場)は、上昇・下降を繰り返す中、上昇や下降を繰り返してトレンドを作ります。
そのサイクルが、【上昇トレンド=上げ3回下げ2回の合計5波】【下降トレンドを下げ2回上げ1回の合計3波】に当てはまりやすいというのが波動パターン。
強気の上昇相場は、上昇と下落を繰り返しながら高値を切り上げていきます。エリオット波動の上昇相場は1~5の番号を振って説明するのが一般的です。
今度は5で天井を極めた相場が下降するパターン。こちらはA~Cとアルファベットで記載します。
メインは上昇5波下降3波ですが、下降5波上昇3波になることもあります。この2パターンを覚えてくださいね(✻´ν`✻)
実際のチャートでエリオット波動パターンを確認
エリオット波動から見ると、現在のドル円チャートはピークを付けた可能性がありますね。すでに下降トレンド入りでしょうか。
エリオット波動は、テクニカル分析の中でも難しい分析手法。
しかし、上昇トレンドが続いている時にまだ3つめの波だから相場は続きそうなどと予測できるだけでもだいぶ違います。
専門家の長期予想に、出てきやすい分析なので基本をマスターしておきましょう( ・`ω・´)キリッ