いよいよ大詰めなユーロの未来をわかり易く解説
最終更新日: 2015-7-13
ギリシャとEUの話し合いは、いよいよ大詰め。11日のユーロ財務相会合は、12日午後6時からの会議に持ち越し。そしてついに大筋で認める方向に進みました(・ω<)♡
15日夜までに主要な改革案を法制化するようにEUはギリシャに要求!
これって法制化してくれれば合意するよということですね。まさかの逆転ホームラン?Σ(o'д'o)
国民投票の結果が緊縮財政反対だったので、ギリシャのユーロ離脱は秒読み状態でした。でも、ギリシャ政府が議会の承認を得た案は、かなりEUに譲った案!(⋆ʾ ˙̫̮ ʿ⋆)
ここまで譲歩するとは・・・思わなかったとギリシャ債権団の中でも評価が高い。
これには、皆さんびっくり!もしかしたらもしかするかもと合意の可能性が高まってきました。
国民が反対していた財政緊縮や年金カットを基本受け入れると言うのですから、あの国民投票は何だったのでしょうという意見もチラホラ(´°Δ°`)
チプラス首相は、国民投票後に、フランスのオランド大統領と話をして、改革案を作成した様子。ドイツは納得させられそうですが、東欧などのギリシャより貧しい国が納得するかどうか。
ユーロのむずかしいところは、様々な利害関係を持った国が集まっているところ。
日本の例だと、マンションの管理組合が、建て替えや改修で揉めている話が似ていると思います!
戸数が多い。大規模マンション。タワーマンションなどで年収格差が大きいなどで意見が割れます。
高齢世代は、建て替えても長く住めないから建て替えたくない、若年層は長く済むから建て替えたい。そうするとなかなか話し合いがまとまりません(´;ω;`)
ギリシャ問題も同じ。
この内容でEUとギリシャ政府が合意しても、その後に国民の反対が高まり、チプラス政権が倒れる!ってこともありえますので、合意しても油断はできません( ・`ω・´)キリッ
ギリシャ債権団は、ギリシャ支援に必要な金融支援額は、740億ユーロ(約10兆円)と試算。ギリシャ政府の債務残高は2015年3月末時点で約3100億ユーロ超(約42兆円)。
チプラス首相側は、改革案を受け入れる分、債務削減を要求しているので、ここの話し合いももつれるかも。
7月12日のEU首脳会議、13日から15日にかけて各国の議会で合意内容を確認するというスケジュール。
ギリシャは、高齢者や富裕層は、ユーロ離脱で自身の資産が減ることを恐れています。
一方、若年層の失業率は高く、失うものを持っていないために、どうなろうと今よりましだということで、緊縮財政反対を掲げています。国外との話し合いそして国内の話し合いが上手くまとまるかどうか、引き続き、良いニュースと悪いニュースが交互にでてきそうです。
少しユーロ買いの動きが出てきているところ。再支援調整が上手に行けば更なる高値が見込めるところでした。ところが、米国から新たなニュース。
FRBのイエレン議長が米国の利上げ計画は順調に進んでいると話したことで、ドル買いの動きが出てきました!
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