米雇用統計が大幅悪化で波乱含みの6月の展開を予想
最終更新日: 2016-6-6
今回の米雇用統計は大波乱。予想よりはるかに雇用者増加数が少なく、米景気に警戒感が灯りました。そのため6・7月が本命だった米FRBの利上げ確率が大幅に低下してしまいました。
ひとまず、5月の105.円半ばが円高のメドとして意識されるでしょう。ここを割り込むと105円ちょうど・・・そして102円や100円が視野に入ってきますからね。( ・`ω・´)キリッ
あらためて今後の情勢を整理してみます。特に日本側!
元々、6月の市場は英国のEU残留か離脱を決める国民投票で波乱が予想されていました、雇用統計の悪化でさらに市場は荒れ模様になりました。
日本は、伊勢志摩サミットを終えて消費税増税延期が決まりましたね。増税延期なら財政再建や社会保障の財源をどうするのか?という話もマスコミで出ていますね。
でも、一番大事なのは、増税できない程に日本経済が弱いこと。そもそもの財政再建計画は、日本の経済成長率(GDP)が2.0%以上の数字を続けることを前提にしています。(´×ω×)
IMF(国際通貨基金)の予想(4月12日)では、2016年0.5%、2017年-0.1%でしたから増税延期にもなるでしょう。
税収の総額を増やすためには、税率を上げる方法と税収の元になるGDPを増やす方法とがあります。分子と分母の両方増やしたいのに、分母がじわじわとしか増えない状態。
そこで、アベノミクスに対して失敗だったのではという議論が出てきます。安倍首相はアベノミクスを加速させると話していますので、これが最後のチャンス。金融政策だけでなく、財政政策と規制緩和のフル稼働をできるのでしょうか。
6月15・16日、日銀の金融政策決定会合に注目
日本のイベントとしては、6月15・16日に開催する金融政策決定会合。7月10日の参院選があります。伊勢志摩サミットで公約した金融政策だけでなく全ての政策をフル稼働させなければいけませんが、抵抗勢力との戦いが始まります。
あいだの6月26日に、英国のEU離脱の賛否を問う国民投票がありますし、本当なら日銀も様子を見たいところでしょう。もし、英国の国民投票がEU離脱派多数になれば、世界に対して大きなリスクオフ要因。かなり強烈な円高になってもおかしくありません。(´×ω×)
その時に、介入を封じられ、バズーカ砲の弾もなくなりつつあるのが黒田総裁。今の日銀は量的緩和・マイナス金利と切り札を何度も切ってしまい、奥の手がないのではと市場に見透かされています。「切り札は先に見せるな、見せるならさらに奥の手を持て。」漫画幽遊白書で妖狐蔵馬がライバルを退治しながら言うセリフ。日銀の正念場です。
円高や株安が進んでも日銀は止められないと考えられれば、投機筋が動き出す可能性あり。2016年6月の為替相場は、波乱の展開になる予感がします。( ・`ω・´)キリッ
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