相場に雲を描くテクニカル分析、一目均衡表について解説 中編
最終更新日: 2016-6-22
一目均衡表をポンド円で見てみる
前回は一目均衡表の開発者や基本、見方について解説しました。今回は一目均衡表のより深い内容を解説していきます( ・`ω・´)キリッ
一目均衡表の基本について解説した前編の記事はコチラ↓
EU離脱をめぐる国民投票で話題沸騰中のポンド円の長期チャートを見てみましょう。国民投票を明日23日に控えて一目均衡表はローソク足は雲の中に突入し、相場が荒れそうなことを示しています。
遅行線・基準線・転換線の↓に価格が位置しています。これは、遅行・基準・転換の主要3線が下向きになっています。雲の下線は抵抗線になるので、ここで下落が止まった後、雲に沿って上向きになる可能性もあります。
さて中編では、既に画像でも一部書きましたが、チャート上に描かれる主な線とその関係についてご紹介します。
過去価格の中間値が均衡を示す
一目均衡表は中間値を重視する分析手法で、均衡線の名前はそこに意味があります。相場は損失と利益の2つで成り立っています。買い方と売り方の力関係で動くと考えて下さい。
つまり、中間値より上に価格が位置していれば、買い方は利益が出ている人が多く優勢の状態。下であれば売り方が優勢であるということです(✻´ν`✻)
さらに、損失状態だったポジションが利益に変わったり、利益だったポジションが損失へと変わったらポジションを決済したくなるタイミングですね。このような相場の力関係を意識しながら一目均衡表を見てみましょう。
一目均衡表で使う線の説明
- 基準線:過去26日間の高値と安値の中間値
- 転換線;過去9日間の高値と安値の中間値
- 遅行線(遅行スパン):当日の終値を26日前にずらす
- 先行スパン1:転換線と基準線の中間値を26日先にずらす
- 先行スパン2:過去52日間の高値と安値の中間値を26日先にずらす
- 雲:先行スパン1と2の間
一目均衡表はこの5つの線と雲から相場の均衡を読み取ります。
基準線と転換線の関係
まず、基準線と転換線の関係です。冒頭で載せたポンド円の画像を例に見てみましょう。緑とオレンジの線(橙線)が基準線と転換線です。
基準線と転換線の位置関係
転換線は過去9日間、基準線は過去26日間ですので、転換線の方が最近の値動きに近い線です。上昇トレンドでは転換線が基準線上になります。下降トレンドは逆の位置関係になります。
基準線と転換線のクロス=好転と逆転
転換線が基準線の下から上に抜いた場合を好転といい、買いサインの1つです。逆に、転換線が基準線の上から下に抜けた場合は逆転といい、売りサインになります。
価格と転換線・基準線の関係
価格が転換線・基準線の上にある時は上昇トレンド、下にある時は下降トレンドです。価格がこの2本の線の上にある時、過去にとった買いポジションは利益、売りポジションは損失の状態になります。つまり買い方が優勢となります。逆も同じですね。
そして、価格が転換線や基準線を割り込むと持っているポジションの損益バランスが逆転するので、突き抜けた方向に勢いが加速するのです( ・`ω・´)キリッ
続きは次回に(✻´ν`✻)
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最後までお読み頂き、有難うごさいます♡それでは皆様御自愛下さい♡
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コメント (2)
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1. 一目好き
ちょっと気になったのでコメント失礼します。
一目均衡表は中間値を基準に作図されているのであって、重視はしてないと思います。時間、値幅、波動の動きから、そのバランスの崩れを読み取るものかと思います。
月足単位の長いスパンだと基準線、転換線、雲の動きに合わせて、トレンドの出方が素直になりやすいですが、日足や時間足等は騙しの動きもあります。
私も勉強中の身で詳しくはまだ分かりませんが、値が加速する事を基準線、転換線、雲だけで判断するのは危険です。 -
2. メイ
>一目好き さん
コメントありがとうございます。仰るとおりで、一目均衡表はバランスの崩れを読み取るものです。
長期足になれば騙しが少なくなるのは、短期足に比べて並が大きくなるからです。そのため騙しの動きも出てきます。
この一目均衡表は相場の様々な力関係をチャートから読み取る事を目的に使って下さい。
この分析だけでポジションを取るのは危険です。