2017年1月6日に発表された米雇用統計の結果

2017年のスタートに大事な手がかりとなる12月雇用統計の結果が発表されました。トランプ大統領就任までの今の相場は、米長期国債金利や株価に影響されて為替相場は動いています。

この長期金利と株価に大きく影響するのが今回の米雇用統計。結果は以下の通りでした。

非農業部門雇用者数・失業率の結果

• 米・非農業部門雇用者数：15.6万人
• 失業率：4.7%

今回の雇用統計は非農業部門雇用者数は予想値の17.6万人を下回ったものの、過去2ヶ月分の雇用が上方修正されたり、賃金上昇が前年比で+2.9％と、2009年以来の大きな伸びを示しました。

この結果は2017年の速やかな利上げ観測が強まる材料となります。米10年債利回りも2.4%台まで上昇しました。

特に米長期国債金利の影響は大きく、これまでもドル円は敏感に反応していました。雇用統計後に国債金利も上昇し、115円台まで下落していたドル円は117円を回復する動きになりました。

雇用統計後は117円台を回復するドル高に

雇用統計の結果自体は良くなかったのですが、前月までの結果が上方修正されたことや、賃金の上昇が好感されてドル円は上昇しました。

米国債金利、株高もつられて上昇したので117円台を回復しました。来週はトランプ氏の記者会見も控えており、ドル円は120円の大台を目指す展開になるのではないでしょうか(๑´ω`๑)♡

雇用統計の結果は本当に市場予想が大事？

毎月第一金曜日に発表される雇用統計は予想値を超えると上昇、下回ると下落するというのがファンダメンタルズのセオリーです。

しかし、大きく予想値を外れないとそこまで動きません。むしろ大事なのは、賃金や国債金利の上昇など、雇用統計の影響で予想される他の要因にあるのでは？と考えました。

今だと、米大統領選で勝利したトランプ氏の政策への期待感から株高になり、米国経済は活性化し始めています。

雇用統計の結果も強く、利上げに対する期待感が経済指標の結果を後押し指標発表前にはとりあえずドル買いポジションをとればプラスになるような展開がほとんどでしたね。

なので、雇用統計の結果が予想値とそこまで離れていない時は他の要因も探すようにしましょう。ファンダメンタルズ分析も相場を大きく動かすよういんですが、ニュースを浅く見ただけでは大怪我のもとです(´×ω×`)

シカゴ連銀総裁のエバンズ氏もコメント

シカゴ連銀総裁であるチャールズ・L・エバンズ氏はトランプ氏の財政政策が米国の潜在成長を押し上げる可能性があり、年内3回の利上げが適切との見方を示しています。

エバンズ氏はこれまでどちらかというとFRBのイエレン議長のようなハト派思考が強い総裁でした。

他の米地区連銀総裁もタカ派な発言をしており、トランプ大統領就任まで米国全体としてドル高を推しているムードになっています。

今のうちにFXの口座開設をして、トランプ氏の政策で為替市場の動きに注目できる環境を整えておくのも良いかもしれませんね(๑´ω`๑)♡

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最後までお読み頂き、有難うごさいます♡それでは皆様御自愛下さい♡