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114円台で安定したかと思ったら急落したドル円

株高で114～115円まで上昇していたドル円相場は2017年1月31日（火）の夜に112円前半まで急落しました。

トランプ大統領が就任して様々な大統領令に署名しているのはニュースなどでも報道されており、皆さんもご存知だと思います。

その中でも、入国規制に関する政策について反対の運動が多く報道されており、トランプ政権に対する不信感からリスクオフの円高に動きました。

トランプ大統領のアドバイザー、ピーター・ナヴァロ氏がコメント

トランプ大統領のアドバイザーであるピーター・ナヴァロ氏が「ドイツが著しく過小評価されたユーロを使用している」との見解を示したことが報じられ、ユーロドルが上昇しました。

これに連動してドル円も下落しました。さらに、米経済指標が市場予想を下回り、米10年債利回りが急落したことを受けて円高に動きました。

トランプ大統領も日中の為替政策を批判

それに加えて円高を誘発したのはトランプ大統領の「日本と中国は通貨安誘導に依存している」と批判しました。

米国大統領が主要な貿易相手国の為替政策を批判するのは極めて異例なことです。輸出の障害となるドル高を食い止めるような意図があったと報道されています。

円高が急速に進んだ影響で日経平均株価やダウ平均株価も下落し、112円ちょうどあたりまでドル円は下落しました。

112円ちょうどあたりの買いオーダーは厚く、一時的に113円台まで回復したもののダウ平均株価が180ドル下落し、ドル売りが再開して112円40銭まで下落しました。

その後も株価の変動やトランプ大統領を中心とする要人発言によってドル円の動きは荒々しく変動しています。

FOMCの声明で円高に

2月1日にはFOMC（米連邦公開市場委員会）の声明が発表されました。

この声明でFRB（連邦準備制度理事会）が利上げに前向きでは無かったことが判明し、さらに円高が進みました。

2月2日のドル円は112円なかばまで下落しており、前日のFOMC声明、株安が影響している事が分かります。現在のドル円市場は112円なかばの買いオーダーに支えられて底値堅く推移しています。

欧米時間に突入するとトランプ大統領関連の報道でドル円が激しく動きやすいので注意が必要ですね(´×ω×`)

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