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利上げが確定したのに、レンジ相場が続くドル円

FOMC（連邦公開市場委員会）が終わり、早くも1週間が経ちましたね。

6月14日（水）のFOMCでは、今年2回目の利上げと今後の利上げ動向が発表されました。

では、まずFOMC後から今週までのドル円相場を見てみましょう！

FOMC後は110円台前半を行ったり来たり、もみ合いが続いていますね(´×ω×`)

「利上げが決まったのだから、もっと円安ドル高になるのでは？」と思っている方も少なくないはずです。

今日は、現状のドル円と今後の相場予想について解説します(　･`ω･´)ｷﾘｯ

利上げが決まったのにドル円がレンジ相場な理由

ドル円がもみ合っている（レンジ相場）理由は、1つではありません。1つずつ解説します。

• 原油価格の10か月ぶり安値によって、NYダウ平均株価が続落（円高ドル安要因）
• 米株安がきっかけになり、一部のトレーダーが利益を確定するためにドル売りが先行した（円高ドル安要因）
• 米金利低下を受けて、積極的にドルを買う材料が見当たらない（円高ドル安要因）

ドル円がもみ合っている主な要因は、上記3つになりますね。

利上げ・バランスシートの縮小は円安ドル高要因ですが、上記3つは全て円高ドル安要因です。

米国産標準油種WTI（原油価格）は、昨日6月21日（水）に1バレル＝42.53ドルと10か月ぶりの安値となりました。

それに伴って米株式市場では、エネルギー株が一斉に売られたんですね。その結果NYダウは、マイナス圏になりました。

市場では「しばらくの間、原油価格の動向も警戒せざるを得ない」という見方が強まっています(´×ω×`)

株価と為替の密接な関係

円安になると日経平均は株高（円安＝株高）になるのに、なんで米株安がドル安になるのでしょうか？

普通に考えれば、円と同じで米株安はドル高になりそうなもんですよね(´×ω×`)

株価と為替は、切っても切れない関係なので再度明確にしておきましょう。

2005年あたりからのドル円（オレンジ色の線）と日経平均（水色の棒グラフ）を見てください。

右目盛りがドル円、左目盛りが日経平均を表しています。2005年以降は円安になれば株高になり、動きが非常に似ていますね。

しかし2005年以前を見てください。ドル円と日経平均は、全く逆の動きをしています。2002年あたりが顕著で、円高になれば株高になっていますね。

私も昔は勘違いしていたのですが円安＝株高ではなく、今のトレンドがそうなだけで15年ほど前は全く逆の動きをしていました。

そして重要なのは、日本は自動車産業などの輸出メインの国・アメリカは輸入メインの国という大きな差があります。

それにより株価と為替の動きが逆なのです。この説明は長くなりそうなので、また違う機会にしますね(´×ω×`)

直近ではドル円の判断材料は少ない

説明が少し長くなりましたが、今後のドル円相場について話を戻しましょう！

上記3つの中でも原油価格の下げ止まりがない限り、ドル円相場の上値は重いです。

しばらくは111円台前半から、円安になっても111円台後半までのレンジ相場が続きそうです(´×ω×`)

また近々ドル円に関係するような判断材料がないのも、もみ合いに拍車をかけています。

イギリスのEU離脱交渉も始まりましたが、混乱を招かないように慎重に行われています。

でもイレギュラーなことがない限りは大きく動かない相場こそ、利益を上げるチャンスでもあります(✻´ν`✻)

初心者さんも今なら安心してトレードできる時期ですね！私の体験からですが、こういうレンジ相場で利益を出せるようになると後々の大きな経験値になりますよ！

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