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FXには多くのアノマリーが存在する

少々物騒なタイトルですが、あなたはこのような話を聞いたことありませんか？

米雇用統計発表日に「金曜ロードSHOW!」で、ジブリ映画が放送されるとドル円が暴落する。（円高ドル安になる）

初めて聞く人は「え～ホントなの？」と疑いたくなりますよね？でも、これは昔から金融業界で言われ続けてきたアノマリーなんです(　･`ω･´)ｷﾘｯ

アノマリーって何？

このことについて「根拠は？証拠は？」と聞きたくなりますが、ある法則や理論から見て異常・または説明できない事象・現象をアノマリー（英語：Anomaly）と呼びます。

米雇用統計は、毎月初めの金曜日に発表されています。金曜ロードShow!は、日テレの金曜日の映画枠ですね！私もよく見ます(✻´ν`✻)

なぜ今この話題を持ち出したか？と言うと、米6月雇用統計の発表である今週7月7日（金）にジブリ映画が放送されるからです(´×ω×`)

ジブリの呪い（ジブリの法則）と呼ばれるアノマリー

このアノマリーは都市伝説化されていて、既にトレーダーの間では「ジブリの呪い」「ジブリの法則」などと呼ばれています。呪いって、ちょっとかわいそうですね(´;ω;`)

でも呪いと呼ばれるくらいの影響があるんです。2013年には、あのウォール・ストレート・ジャーナルが記事として取り上げたほどです(´×ω×`)

日本の株・外為投資家が身構える「ジブリの呪い」 - WSJ

このアノマリーは2008年頃から金融業界の一部でささやかれていましたが、中でも2010年からの3年間を見るとなんと90%の日がジブリの呪い（円高ドル安）にかかっています。

暴落はしないにしても、市場予想を下回ったり円高ドル安・株安を引き起こしていますね。

逆にその期間中、ジブリ作品の放送がなかった雇用統計を含めると円高ドル安になったのは59%まで下がります(´×ω×`)

現在もジブリの呪いは、影響するのか？

その後は2015年10月2日（金）に、金曜ロードSHOW!でジブリ映画である『ハウルの動く城』が放送されました。

この時の雇用統計も市場予想20.1万人に対して、14.2万人という結果となり暴落に繋がりました。

最近だと2016年11月4日（金）に、『となりのトトロ』が放送されましたね。

しかしこの時の雇用統計は市場予想17.3万人に対して、16.1万人と下回ったものの平均時給の面で市場予想を上回ったことが要因となり大きな円高にはなっていません。

過去は90%でその威力を発揮していたジブリの呪いですが、2013年9月から2016年7月まではジブリ作品17回の放送に対して、円高になったのはたったの5回なんです！

17回中の5回ってことは、約29%なので最近はジブリの呪いは影響しないと言っていいでしょう(๑´ω`๑)♡

ジブリの呪い（アノマリー）は、どう対応するべき？

実際のところ現在はそこまで影響のないジブリの呪いですが、2013年にウォール・ストリート・ジャーナルが取り上げたことによって今もトレーダーに深く根付いています。

FXトレーダーの中にはこういったアノマリーを警戒してポジションを閉じる人もいれば、アノマリーに従って利益を出そうとする人もいます。

単なる偶然とは言い切れないアノマリーを「放っておけない。真剣に考えている」という人も多いです。

私の周りのトレーダーは、先輩で年上のトレーダーほどアノマリーを気にしているように感じます。若いトレーダーは、比較的気にしていない人が多いですね。

アノマリーを甘くみたら痛い目にあう

正直、私はアノマリー自体をそこまで意識していません(´×ω×`)

しかし、怖いのはジブリの呪いのようにトレーダーに根深く残るアノマリーの後遺症に似た影響です。

あなたもご存知の通りFXトレードは、心理状態に大きく左右される投資です。

悩んでいる心理状態の時に不確定要素であるアノマリーがあった場合どうでしょうか？消極的になったり、いつもと違うトレードをしそうになりませんか？

アノマリー自体は不確定要素でも、アノマリーがトレーダーに与える精神的影響は大きいと思っています(　･`ω･´)ｷﾘｯ

そういった時は、ポジションを閉じるというリスク回避が最善だと堅実派の私は考えます。

私の考え方は「ゲン担ぎ」や「あやがつく」という表現に近いですが、そもそもアノマリー自体が説明できない事象ですからね(✻´ν`✻)

他にもFXには多くのアノマリーが存在します。自分なりにアノマリーを楽しみながら為替相場を確認すると、意外な発見が見られて面白いですよ！