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FOMC議事要旨で物価上昇力の弱さが露呈され円高へ

ドル円は日本時間の8月17日（木）未明、110円台後半から110.0円まで急落しました。

FOMC（米連邦公開市場委員会）議事要旨の発表で、一部のメンバーが「物価の弱含みが一時的であることが確認できるまで利上げを待つ」という主張をしたからです。

FRB（連邦準備制度）が米利上げを先送りする可能性が出てきました。それを受けてのドル円急落ですね(´×ω×`)

FRBは、ここ最近タカ派の姿勢を見せていただけに余計に反発したんだと思います(´;ω;`)

7月25日・26日に開催されたFOMC議事要旨では、ここ最近弱含みである一連の物価指標を巡ってメンバーが長時間協議したようです。

それもアメリカの物価上昇率が5年にわたりFRBが目標としている2％に届いていないからですね。

アメリカの年内追加利上げはあるのか？

FRB当局者の一部は、上記物価の弱含みが一時的なものだと主張しています。またイエレン議長も7月の議会証言で「携帯電話サービスや処方箋の値下がりを含む一部特殊な要因」とも説明しています。

しかし今回の議事要旨ではメンバーの数名が、コア個人消費支出（PCE）物価指数が「特に有益でない」と指摘したことがわかりました(´×ω×`)

長時間にわたる協議でFRB内でも意見が分かれている＝先送りせざるを得ない状況だったのだと思います(　･`ω･´)ｷﾘｯ

さらにFRBのバランスシート縮小の開始時期について「大半が次回会合まで延ばすことを選択した」との発表がありました。

次回9月19日（火）・20日（水）での会合で、バランスシートの縮小を開始すると示唆しています。

正直現状では、利上げがあるのかないのか次回FOMCでの発表次第という点が多いです。

それほど今回の議事要旨で不透明になってしまったとも言い換えられます(´×ω×`)

過去の利上げから追加利上げを予測

最近では、2015年12月に1回。2016年も12月に1回。2017年に入り3月・6月に既に2回の利上げが行われています。

2015年は9年半～約10年ぶりの利上げとなり、話題になったのは記憶に新しいです。

2015年・2016年は、年1回のペースで利上げをしてきましたね。

今年は既に2回行われていますが、年明け当初は年4回の可能性もありました。それほどトラン大統領就任後、株価上昇などの後押しがあったからです。

しかし今のトランプ政権を見てください。北朝鮮のみならず、白人至上主義団体ともトラブルが発生させています。

一方ではこういったトランプ氏の騒動で、大統領が孤立化しているとの指摘もありますね(´;ω;`)

そのトランプ大統領は、アメリカ製品の購入を重視している訳ですからドル高は避けたい訳です。海外製品との価格競争が起こった場合、アメリカ製品が不利になるからですね。

過去にはイエレンFRB議長に関して「議長には別の人を据えたい」と再任に否定的な発言もありました。

年内追加利上げがあるかどうかの最後の鍵は、トランプ大統領が握っていると言っても過言ではないと思います。

1つの要因としてトランプリスクによる円高が納まれば、利上げが近づくと考えます(　･`ω･´)ｷﾘｯ

本日8月17日も米経済指標に注意

ドル円相場は、上がったり下がったりと敏感な相場になっていますね。本日8月17日夜にも米経済指標があるので、注意が必要です。

21:30には、FF連銀景状指数・新規失業保険申告件数（前週分）などの発表があります。

今は110円ジャストを行ったり来たりしているので、指値やストップが集まりやすい価格帯です。

特に材料がなければ長く留まりそうだし、何かあれば急騰・急落もしやすいです(´×ω×`)

今日の指標で少し動いてくれれば、トレードしやすくなりそうですね(　･`ω･´)ｷﾘｯ