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衆議院・解散総選挙が事実上10月22日（日）に決定

今日は、この3連休で突如として浮上してきた「衆議院の解散総選挙」についての記事です。

新聞各社も「安倍総理が臨時国会冒頭で解散を宣言 → 総選挙の日程は10月22日（日）である」と一斉に報道しています。

「え？いきなり？このタイミングで？」とビックリされた方も多いのではないでしょうか(´×ω×`)

今回の衆議院解散の「解散総選挙をする理由」＝大義名分について様々な憶測や情報が飛び交っていますね。

「大義なし」と批判するマスコミも多いですが、私たちFXトレーダーが気になるのは「衆議院解散・総選挙がどう為替に影響するのか？」です。

衆議院解散・総選挙は為替に影響するのか？

ニュースで言われている通り解散が宣言され10月22日（日）に総選挙が行われた場合、為替・ドル円への影響はあるのでしょうか？

ますは過去の総選挙のデータを元に傾向を見てみましょう！

過去の衆議院解散・総選挙、投票日の前日翌日ドル円動向

投票日はいずれも日曜日なため、その前の金曜日の終値・翌月曜日の終値を比較しています。

過去4回の投票日前後を見ると円高・円安ともに2回ずつの結果になっています。

当時の相場も影響していることから一概に言えませんが、解散総選挙自体で必ずしもどちらに動くということはなさそうです。

過去の衆議院解散・総選挙による日経平均株価への影響

投票日前後のドル円の動きは上記でわかりましたが、もう1つ気になるのが日経平均株価への影響です。

前回2014年の衆議院解散総選挙の時は、前日金曜の終値から翌月曜の終値までで272円下落しています。

この動きも伴って円が買われ、ドル円相場も約1円ほど円高に動いていますね(　･`ω･´)ｷﾘｯ

でもちょっと待ってください。「株価は下がるのに、何で円が買われるの？」と思った方も少なくないはずです。

日経平均株価が下がると円高ドル安になる理由

普通に考えれば円も売られて、円安になりそうな場面です。

しかしこれには理由があるので、この機会に覚えてしまいましょう！

1. 日本の株式市場には、外国人投資家が多く参入している
2. 外国人投資家のほとんどは日本国外で生活、外貨で生活している
3. 外貨では日本株を購入することができない
4. 外国人投資家は外貨を売って日本円を買うことによって日本株へ投資できる
5. 株式投資のための円買い（４）の時に、リスクを分散させるため（両建てのような）円売りを仕掛ける
6. 株売却の時はリスク分散のために売っておいたポジションはいらなくなる
7. （６）で必要なくなった分で円を買っておく（また日本株を買う際も都合がよい）

少しわかりづらい部分なので、箇条書きで順を追って説明してみました。

日経平均株価が下がると円高になる理由には、外国人投資家が大きく関わっています。

外国人投資家のシェアは無視できないほど大きくなっており、株式市場・ドル円市場にも大きな影響を与えます。

簡単に言うと外国人投資家は、先に保険をかけておきその保険を時と場合によって移動させているイメージですね(✻´ν`✻)

また米株価も関係してきますので、一概に日経平均だけを説明もできません。

1986年からのドル円相場・日経平均・ダウ平均の推移がこちらの画像で見れますよ！

ドル円相場は解散総選挙まで上値が重い

上記で説明した通り、投票日前後の為替の動きよりもそれを懸念した日経平均株価への影響からドル円は円高になりやすいです。

そして今回は、大義名分が明確になっていないため日経平均への影響が顕著にでるかもしれません。

解散宣言時の安倍首相のコメントで、ある程度明確になれば変わるかもしれませんね。

もちろんこれは1つの要因ですし、ドル円相場にはまずFOMC（連邦公開市場委員会）もあります。2017年後半の1つの要因として頭の中に入れておきましょう！