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7年ぶりに非農業部門雇用者数変化はマイナスに

今週もお疲れさまでした！9日（月）が体育の日で祝日のため、3連休になっている方も多いですね(✻´ν`✻)

昨日発表された米9月雇用統計では、非農業部門の就業者数が前月から3.3万人減少しました。

マイナスになったのは2010年の9月以来、約9年ぶりとなりました(´×ω×`)

ですが、ドル円相場は雇用統計を受けて一時円安ドル高に動きましたね！

なぜこのように動いたのか？またなぜ円高に戻って週末を迎えたのか？を解説します(　･`ω･´)ｷﾘｯ

ハリケーンの影響で雇用者数が伸びなかった

この夏アメリカでは、ハリケーン・ハービーとイルマが大きな被害をもたらせました。

その被害は、環境や建物だけでなく雇用状況にも影響しています。多くの失業者が出たほか、新たな採用もできなかった訳ですね。

【米国】雇用統計 - 経済指標 - Yahoo!ファイナンス

グラフが間違っているように見えますが、決して間違いではありません。

しかしハリケーンで職を失った人も一時的で、今後復職する見込みがあること。また復興活動などで雇用が今後伸びる見込みがあることも織り込まれています。

なので数字だけをみたら「アメリカやばい！これは円高要因だ」となってしまいそうですが、今回は円安ドル高に動いた訳ですね(✻´ν`✻)

平均時給はハリケーンのおかげで伸びた

さらに言えば平均時給は、市場予想を上回りました。これも今回ドルを押し上げた大きな要因です。

これはハリケーンによって、医療の需要が大幅に増えたからですね。

確実に労働時間は増えているでしょうし、供給が間に合ってない地域もまだあると思います。

ハリケーンの「せい」で雇用はマイナスになったけど、ハリケーンの「おかげ」で平均時給は上がるなんて不思議ですね(´×ω×`)

期待感が膨れ上がっている12月の年内追加利上げ

米9月雇用統計も発表され、年内追加利上げは期待感がさらに継続されました。

FRB（米連邦準備制度）のイエレン議長も引き続いて、強気・タカ派は発言を繰り返しています。

このまま順調に進んでくれれば、市場予想通り12月に年内追加利上げが行われそうですね(✻´ν`✻)

北朝鮮の長距離ミサイルさえなければ

雇用統計の発表があった10月6日（金）21時30分ごろから、上記を受けて113円前半まで円安が進みました。

しかしその後23時過ぎからは、また112円後半まで下落します。

その理由が北朝鮮です。

北朝鮮は、「米西海岸に到達可能なミサイルの試射を近く実施する計画」と発表しました。

為替だけで言えば「北朝鮮によるリスクオフがなければ…」と思うケースが最近多いですね(´×ω×`)

米9月雇用統計が好調だっただけに、リスク回避の円買いで反転してしまいましたね。

来週も北朝鮮の続報によって変わりそうですが、年内利上げを期待したドル買いが進む可能性は高いです。

FOMC（連邦公開市場委員会）議事録（9月19・20日分）も来週10月11日（水）に公表されるので、要チェックですよ(๑´ω`๑)♡