米2月雇用統計の結果まとめ&来週のドル円相場の注目ポイントを解説
最終更新日: 2018-3-10
米2月雇用統計は1年7か月ぶりの大幅プラス
昨日3月9日(金)に米2月雇用統計が発表されましたね(✻´ν`✻)
すでに結果をご存知の方が多いと思いますが、非農業部門雇用者数は市場予想を大きく上回り31.3万人となりました。
市場予想は、先月よりも微増した20.5万人でしたから約1.5倍の結果となりました。ここまでの大幅な伸びは、2016年7月以来の1年7カ月ぶりです。
FRB(米連邦準備理事会)は、現在の状態を「最大雇用状態」もしくは「最大雇用をやや超えた状態」とみなしています。
では、米2月雇用統計の内容を詳しく見ていきましょう!
米2月雇用統計の結果
予想 | 結果 | 前回 | |
非農業部門雇用者数変化 | 20.5万人 | 31.3万人 | 20.0万人 |
失業率 | 4.0% | 4.1% | 4.1% |
平均時給(前月比) | 0.2% | 0.1% | 0.1% |
平均時給(前年比) | 2.8% | 2.6% | 2.8% |
今回の発表で1月と12月の雇用者数が上方修正されました。(合わせて54,000人増)
非農業部門雇用者数の大幅プラスが目立ちますが、良い事ばかりではありません。
失業率は横ばい。平均時給は伸び悩んでいるのがわかりますね。
まだ大きな材料にはなっていませんが、今後平均時給の伸びの鈍化が大きく関わってくるかもしれません。
アメリカの平均時給が伸びないとどうなるのか?
現状では今月行われるFOMCでの利上げ観測後退までは、影響していません。
Countdown to FOMC: CME FedWatch Tool
雇用統計発表後でもFF金利先物「FedWatch Tool」の数値だと3月FOMCでの利上げ確率は、88.8%と高水準です。
ただパウエル新FRB議長になり、度々話題となっている利上げ回数の増加については後退材料になります。
日本も同じですが実際賃上げが行われない限りは、庶民は景気の恩恵を感じづらいです。「景気が良い」と言われても実感が沸かないですよね。
物価目標2%を達成するためにも、平均時給の伸びは必須と言えます。新体制となったFRBが今度どういった労働市場の引き締まりを見せるか?このあたりも重要になってきます( ・`ω・´)キリッ
来週のドル円はここに注目
ドル円相場は米2月雇用統計発表後、乱高下しながらも106.98円まで円安となりました。
しかしその後は反転し、雇用統計発表前とほぼ同じ水準である106.80円ほどで週末を迎えています。
先日書いた記事の通り雇用統計自体は円安要因として強かったですが、全体的な円高ムードの払しょくには繋がっていません。
今の円高がなぜ続いているか?理由はこちら↓
週明けは、円安か?円高か?少し見極めながらトレードを開始しましょう(✻´ν`✻)
そして13日(火)には米消費者物価指数(CPI)、14日(水)には米小売売上高などアメリカの経済指標が多くあります。
個人消費に関する経済指標が雇用統計の後押しになるか?逆効果になるのか?このあたりに注目してください(✻´ν`✻)
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コメント (2)
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1. 匿名アジアの鷹
メイちゃん、体調は良くなりましたか?
この前、関東行ったよ。
今の時期は暖かくなったり急に寒くなったり体調を崩しやすい時期なので気をつけてね。
利上げ確率88%なんただね。
来週のドル円も上値が重いと予想しております。 -
2. メイ
>アジアの鷹さん
体調はよくなったのですが、今度は花粉症が(´;ω;`)
家の中でも辛いレベルなので、外出れないです(´×ω×`)
私も上値重いと思っていたのですが、107円までジワジワ上がってきましたね><