イタリア・スペインの政局混乱から方向感を失ったドル円相場と今週のFX収支 +104,000円
最終更新日: 2018-6-3
ドル円は一時108.50円を割る円高に
今週もお疲れさまでした!6月になりましたね(✻´ν`✻)
梅雨と言えばアジサイですよね!鎌倉にゆっくりアジサイでも見に行きたいなぁと思っている今日この頃です(๑´ω`๑)♡
さて今週のドル円相場は、イタリア発のユーロ危機の懸念から円買いが進み一時108.50円を割る場面がありました。
イタリア政局の詳しい解説はこちら↓
イタリアはEU(欧州連合)3番目の経済大国なため、物事を深刻に受け止めた投資家たちによってリスクオンの円買いが加速しました。
さらに6月1日には日銀が国債買い入れオペ(公開市場操作)の減額を通知しました。
そもそも日銀の国債買い入れオペって何?という方はこちら↓
上の記事の2017年7月の際は、指し値オペなので「日銀が指定した利回りで「民間企業から国債を買い入れるよ!」というオペレーションですね。
それにより市場に出回る通貨量が増えるため金利は下がります。景気が低迷している場合などに行われます。
今回はその額を「4,500億円から4,300億円へ減額するよ!」という発表だったので、逆の効果ですね( ・`ω・´)キリッ
予想以上に円高が進んでいないことから絶妙のタイミングだった
今回の買い入れ減額は、出口政策の始まりともとれるため円高が進んでもおかしくありません。
しかしながら6月1日午前10時に発表されてから、一時的に108円72銭の安値をつけたものの結果的には円安に反応しています。
実は市場関係者もこのタイミングで日銀がオペ減額をしてくるのは、予想外だったんです。
為替は円安に触れ、金利もそれほど上昇していないことから「絶妙なタイミングだった」と賞賛するストラテジストもいます。
逆にその後の状況を見て「再度減額してくるのでは?」との見方もあり、来週の連続減額はないとは思いますが警戒は必要だと考えられます( ・`ω・´)キリッ
イタリアに続いてスペインも政権混乱
イタリアは連立政権の発足にて、リスクオンムードは一旦落ち着きをみせました。
しかし続いてはスペインの政権混乱です。こちらもEUの問題ですね。
前ラホイ首相は、汚職事件に関わったとして不信任案が可決されました。
汚職事件に関わったとされるスペインのラホイ首相
1日に不信任案が可決され、2日にサンチェス社会労働党書記長が新首相として就任しました。
国王の前で宣誓するサンチェス新首相(写真左)
数日中に新内閣が発足しますが、社会労働党の議席数は下院定数の3割以下という数字です(´×ω×`)
イタリアとはまた違った政権混乱が予想されます。
米5月雇用統計は好調
そして6月1日(金)に米5月雇用統計が発表されました。
非農業部門の就業者数は先月比22.3万人増と好調、失業率も3.8%まで低下と米経済の伸びが一目で分かる結果となり円安ドル高要因となっています。
平均時給の伸びも見られたため6月の利上げは、ほぼこれで確定しましたね。
FRB(米連邦準備理事会)の年内利上げ回数の観測にもプラス材料となっています。
ドル円相場にとってはプラス材料もマイナス材料もあった週だったので、様々なことにアンテナを張っていないと情報に追いつくのがむずかしかった週だと思います。
来週は雇用統計の結果を受けて、円安に動くのか?イタリア・スペインの政局不安から円高に動くのか?まだ少し上値が重い気もするので慎重に判断してからトレードするようにしましょう(✻´ν`✻)
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