国内FXと海外FXの税金の大きな違い!私が国内FX会社を使っているメリット・デメリット
最終更新日: 2018-6-23
「国内FXと海外FXの違い」分かった気でいませんか?
私のブログにもしばしば「海外FX会社は利用していないのですか?」と質問がきます。
過去利用していたこともありますが、現在は国内FX会社のみを利用しています。
その一番の理由は「国内FX会社の方が信頼できるから」です。まずは自分の資産が守られてるという前提があって、初めてトレードできると考えているからですね。
2017年に起きた海外FX会社での詐欺事件も理由の1つ↓
「海外FXは高いレバレッジがかけられて有利!」と考えているFX初心者は、ちょっと注意してください!
レバレッジ以外の違いもしっかりと理解するべき
国内FX会社と海外FX会社の違いは、レバレッジだけではありません( ・`ω・´)キリッ
今回「国内FXにレバレッジ規制があるかも?」と話題になった時にも「日本のFX会社のレバレッジが下がったら海外FX会社を使う」という答えが多かったです。
2018年は見送りとなったレバレッジ規制↓
レバレッジの差だけが目立って他の違いも分かった気でいませんか?自分の利益にも直結する税金のことも理解していますか?
今日はそんな国内FX会社と海外FX会社の違いを掘り下げて解説していきます(๑´ω`๑)♡
レバレッジの違いは大きい!でも…
やはりレバレッジの違いは、国内と海外の比較を語るときには欠かせません。
国内FX会社 | 海外FX会社 | |
---|---|---|
最大レバレッジ | 25倍 | 400倍~1,000倍 |
国内FX会社は、どのFX会社を使っても一律で最大25倍までとなっています。
しかし海外FX会社は、会社ごとに最大レバレッジが異なります。XM(エックスエム)という会社が888倍で最大でしたが、近年1,000倍の会社も出てきました(´×ω×`)
レバレッジは25倍で十分
日本でも過去レバレッジの上限がなく、50倍・100倍とハイレバレッジで取引している時代がありました。
しかし現在は最大25倍のレバレッジです。なぜ25倍の制限になったのか?それはハイレバレッジに釣られて多額の損失を出したトレーダーがたくさんいたからですね(´;ω;`)
レバレッジ1,000倍ともなると、国内FXと同じ証拠金でも多くのlot数を保有することができます。
そうなるとどうしてもトレーダー心理として、ギャンブル要素が入ってきてしまいます。
最初はちょっとずつでも人間うまくいけば調子に乗ります。日本でも未だに「FXはギャンブル」のような言われ方をするのは、こういった過去があるからです。
FXは丁半博打ではありません。そしてトレーダーを守るという意味でも、レバレッジは25倍もあれば十分なんです(✻´ν`✻)
意外と知られていない税金の大きな違い
今回一番伝えたいのが税金の違いです!
「海外FX業者と国内FX業者では漠然と税率が違う」ということはあなたも知っていると思いますが、これだけ変わるというのをこの機会に覚えてしまいましょう(✻´ν`✻)
イメージがしやすいように図で説明します!
- 海外FX:総合課税となり給与所得などと合算して課税される。額に応じて税率は15%~55%
- 国内FX:他の所得とは分離して課税される。一律20.315%
両方とも年間20万円以上(非給与職者は年間38万円)の利益で確定申告が必要という点は変わりません。しかし国内と海外で課税方法が大きく異なります。
国内FXはどんな場合でも20万円以上稼げば一律20.315%なのに対し、海外FXは「稼げば稼ぐほど、税金が高くとられる」仕組みです( ・`ω・´)キリッ
税率15%~55%とありますが、所得によって段階的に税率が上がります。
海外FXの累進課税と税率
課税所得金額 | 税率 |
---|---|
195万円以下 | 15% |
195万円超~330万円以下 | 20% |
330万円超~695万円以下 | 30% |
696万円超~900万円以下 | 33% |
900万円超~1,800万円以下 | 43% |
1,800万円超~4,000万円以下 | 50% |
4,000万円超~ | 55% |
こちらの税率は、所得税+住民税10%を含んだ数値です。
これを見ると「なんだ330万円もFXで稼いでいないから、海外FXの方がお得じゃん!」と思った方…ちょっと待ってください!
総合課税という名の落とし穴
上記した累進課税の税率を見ると、そこまでFXでの利益が出ていなければ海外FXの方がお得に見えてしまいます。
しかし図のところまで戻ってよく見てください。海外FXの税金は「総合課税」です。
総合課税は、利子所得・配当所得・事業所得・給与所得・譲渡所得そして雑所得などを合算した所得に課税されます。
この中でやはり問題になるのは、給与所得ですよね( ・`ω・´)キリッ
FXは兼業・副業として行っている人が多い投資です。2017年のサラリーマンの平均年収は「418万円」なので、すでに給与所得の時点で税率30%まで達しています。
参照データ:サラリーマンの平均年収 2017年に一番高かった業種は? - 産経ニュース
私のように専業トレーダーであれば給与所得は関係ありませんが、サラリーマンで兼業トレーダーをやっている方などは海外FXで稼ぐとさらに税率が上がる可能性があります。
10%の差は大きいですが、これだけではないんです(´×ω×`)
海外FX会社は損失繰越ができない
国内FXの税金であれば、過去3年にさかのぼって損失繰越が可能です。
損失の年も確定申告をしておく必要がありますが、国内FXであれば過去3年の損失分を超える利益が出ても課税対象になりません。
1年目から大きくプラスになるというケースも稀だと思うので、損失繰越はかなりお得なメリットですよね(๑´ω`๑)♡
海外FXは1年単位で計算=利益が出れば税金確定
一方海外FXの場合は、損失繰越はできません。毎年、1年単位で計算していきます。
言葉でいうと余りピンと来ませんが、例えば1年目に350万円の損失を出したとします。
でも2年目にはうまくいって350万円の利益が出た場合…
- 国内FXなら:損失繰越可能なので税金ゼロ
- 海外FXなら:がっつり30%以上(105万円以上)の税金が課税される
これが年収400万円のサラリーマンさんだったら…更に税率は上がるという悲劇を招きます。
税金で100万円以上の差が出ることも十分に考えられます。自分で頑張って稼いだ利益ですから、出来る限り税金は払いたくないのがトレーダー心理ですよね(´;ω;`)
どちらのFXも節税は可能!
これだけ差のある国内FXと海外FXですが、節税に関してはどちらも可能です(✻´ν`✻)
確定申告前に必ず読んでもらいたい記事↓
ここでもう一度、国内と海外の違いを分かりやすく表にしておきましょう!
国内FX会社 | 海外FX会社 | |
---|---|---|
最大レバレッジ | 25倍 | 400倍~1,000倍 |
確定申告 | 必要 | 必要 |
税制度 | 申告分離課税 | 総合課税 |
税率 | 一律20.315% | 累進課税15%~55% |
損失繰越 | 3年間有効 | できない |
節税 | できる | できる |
今回は税金の違いを理解してもらいたくて、分かりやすく解説してみました(✻´ν`✻)
これだけ国内FX会社には、メリットがあります。レバレッジという華やかな部分ばかりが目立つため、税金の細かい部分はなんとなくというトレーダーも多かったと思います。
国内FX会社を利用するのであれば、損失繰越など利用できるメリットはフルに使うようにしましょう(๑´ω`๑)♡
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コメント (10)
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1. マーク
どうしても海外のブローカーを使いたいなら、FCAもしくはASICのライセンスを持っている業者のほうがより信用できると思います。
おっしゃる通り、日本国内のブローカーが一番信頼できますね。ただ、難点として日本国内に住んでないと、口座維持すらできない場合があります。自分も一応日本国内のブローカーの口座を持っていますが、日本に住んでないので、ブローカーからの郵便物が何回か弾かれて取引が制限されてるので、若干不便なのかな・・・日本国内ブローカーで日本に居住しなくて良い業者があれば、ぜひおススメください。 -
2. メイ
>マークさん
コメントありがとうございます(✻´ν`✻)
そうですね!今回は日本国内に住んでいる人向けに書いたので、税金も同条件になっています!
国内FX会社で日本居住じゃなくてもOKな会社…
私が知っているのは「ヒロセ通商」だけですね!
ヒロセ通商の「LION FX」で口座開設するメリット・デメリットまとめ
ヒロセ通商だけは「海外在住のお客様もお申し込み可能です。」と明記されているので、申し込みできますよ(๑´ω`๑)♡ -
3. マーク
情報提供ありがとうございます!
貴重な情報、本当に助かります。
早速口座開通してみます! -
4. メイ
>マークさん
はい!頑張ってください!
応援していますよ(๑´ω`๑)♡ -
5. みんたん
国内FXと海外FXの税金のメリデメありがとうございます!
海外FXは総合課税だったんですね。海外FX利用して見ようとしていたんで、すこく勉強になりましたmm -
6. メイ
>みんたんさん
コメントありがとうございます!
参考になったのならよかったです!
メリット・デメリットのことをメリデメと言うんですね!初めて聞きました(´×ω×`)
こちらこそ勉強になりました! -
8. キャラメルコーン
とっても税金の勉強になりました!私の会社は未だに副業厳禁と言ってるので、国内と国外のFXで20万ずつ稼いで40万のちょっとしたボーナス稼ぎにしようと思います。そしたら、月利1~3パーセントでコツコツ稼げる額になると思いました♪
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9. メイ
>キャラメルコーンさん
コメントありがとうございます!
いいですね!国内・国外でメリットがあるので、使い分けるのはとてもよいと思いますよ(๑´ω`๑)♡ -
10. 匿名七氏
海外を利用している者からメリットを述べさせて頂くと追証が無いというメリットがかなり大きいと個人的に思っています。(会社によりますが)
メジャー通貨でもサーバーダウンして損切やロスカットを飛び越える危険性が無いと言い切れない以上リスクヘッジの1つの手段として大いにありかとおもいます。
もう一つは記述されておりますがレバレッジが高い事です。
日本の100ロット分(400万程(通貨による)+保証金分)が10分の1程度で取引できます。見方を変えれば毎回400万の資金を晒すところ40万程度で済む。
また追証が無いので何が起ころうと40万+保証金の損失で済むという事です。リスクマネジメントのし易さが一番のメリットだと思っております。
利益が比較的安定しているのが前提ですが・・・
確かに税金はかなり高いですが自己責任である以上はリスクヘッジ・マネジメントは十二分に行うのが得策かと(必然とはいえスイスフランショックが発生した事実がある以上どの通貨でも発生しない保証がない)
高い税金は破産しない為の保険料と考えています。
まあこういう考えの人もいるよ程度に
長文失礼いたしました。 -
11. メイ
古い記事でしたが、コメントありがとうございます!(✻´ν`✻)