2018年9月のドル円相場と3回目の南北首脳会談による為替への影響
最終更新日: 2018-9-6
2018年9月に入ってからもドル円の上値が重い
ドル円は今週111円台まで円安ドル高に動きましたが、上値が重く111円台半ばを行ったり来たりしていますね。
月間収支の記事にも書きましたが、今月もまだドル円に影響するリスクオフ要因が残っています。
さらに先ほど、9月18日~20日まで今年3回目となる南北首脳会談が開催されると報道がありました。
今日の記事は、現状のドル円相場の整理と下旬に控えた南北首脳会談による為替への影響を解説します(๑´ω`๑)♡
ドル円相場に関係する円高・円安要因まとめ
米中貿易摩擦の懸念は、継続的・長期的にドル円相場に影響しています。
それと同時に米雇用統計やFOMCなどあらかじめ時期が定まって、結果によってドル円に影響を及ぼすものもあります。
今度は日足チャートでドル円相場を見てみましょう!
一度112円には突入していますが、7月からレンジ相場になっているのが分かります。
このように円安・円高どちらの要因もあるときは、手書きで良いので一度要因を書き出してみましょう!
現状と今月中にドル円に関わる要因を箇条書きで書いてみます。
2018年9月の円高ドル安要因
- 米中貿易摩擦への懸念
- トランプ大統領の利上げ批判
- トルコ・メキシコなどの新興国通貨安
- 米中間選挙を控えた先行き不透明からの株安→円高
- アメリカと北朝鮮の関係、非核化の行方
もちろん上記以外にもありますが、主な円高ドル安要因はこちらになります。
世界的にリスクオフの動きがあれば、基本的に円が買われる動きになります。またアメリカ(トランプ大統領)発の混乱を招く動き、通称「トランプ・ショック」も円高に結びつきますね。
米中間選挙以外は、長期的に為替に影響してくるので正直終わりが見えません。
こういった要因は忘れたころに急落・急騰を招いたりするので、注意が必要です。
2018年9月の円安ドル高要因
- 米利上げ観測の加速(年4回目の利上げの実現)
- 米経済(米経済指標)の好調、ドル指数の堅調
- リパトリエーションによるドル買いの発生
- アメリカ対中国、対EUとの関係改善
などがあげられます。基本的には円高要因が解決すれば、おのずと円安ドル高に動くものが多いです。
中でも2018年4月の円安トレンドに変わってからのドル指数(ドルインデックス)が非常に強く、米経済も好調であることが大きな要因です。
8月10日のトルコリラ下落では円高に反応したドル円相場ですが、今後追加利上げによってドル買いが進んだ場合にはリパトリエーション(外国に投資していた資金を本国に還流させること)でドルが買い戻される流れが起きます。
今月9月の利上げは、ほぼ確定しているため織り込み済みな部分が大きいですが、年内に4回目の利上げがあった場合この動きは強くなります。
今度は先ほどの日足チャートで、3月の底値と7月の高値を結びフィボナッチ・リトレースメントで見てみます。
こう見ると7月の高値以降、ほぼ38.2%のうちで変動しています。そして現在ちょうど23.6%の辺りを行ったり来たりしているのがわかりますね。
ここからまた112円台へ突入し、高値を更新するのか?38.2%を割って109円台の円高となるのか?判断が難しい局面です。
こういうときだからこそ、頭を整理しておく必要がありますね( ・`ω・´)キリッ
9月7日(金)米8月雇用統計の結果次第
明日9月7日(金)に発表される米8月雇用統計も注目です。
タイミング的に、結果次第ではありますが今月の相場のポイントとなりそうです。
先月は市場予想を下回った結果でしたが、ここで市場予想を上回り米経済が成長していることが分かれば112円台も見えてくるかもしれません。
円高・円安双方の要因が強いので、雇用統計発表までは様子見相場となりそうですね。
私もこういった要因が重なる時期は、このように箇条書きにした紙を見えるところに貼っておきます(✻´ν`✻)
そうすることで頭を整理しながらトレードすることが可能ですよ!
3回目の南北首脳会談は為替に影響するのか
本日のニュースで、今年3日目となる南北首脳会談が9月18日~20日に開催されると報道がありました。
まずは1回目・2回目開催時のドル円相場を見てみましょう。
1回目は2018年4月27日(金)、2回目は2018年5月26日(土)に開催されました。
2回目は土曜日だったため週明けに円高に動いているように見えますが、これは南北首脳会談の影響というよりもイタリア発のユーロ危機の懸念です。
当時の解説記事がこちらです↓
よってドル円相場には、どちらもほぼ影響がなかったことがわかります。
しかしながら無視できるほど小さい出来事でもありません。今回も気になる点はあります。
本当に北朝鮮は非核化を進める気があるのか?
今回の南北首脳会談では「具体的な措置」について話合われる予定です。
あの北朝鮮ですから口では「非核化をする」と言っていても、実は全く進めていない可能性もあります。
そうなるとトランプ大統領と交わした声明を反故する形になります。もしそうであれば中間選挙前のトランプ大統領は黙っていません(´×ω×`)
文大統領の特使は「正恩氏のトランプ氏に対する信頼は変わっていない」と言っていますが、本当のところはまだわかりません。
北朝鮮もここまで来て真っ向からアメリカと対立する気はないでしょうが、トランプ大統領の気に触れるような結果になったら為替にも注意が必要です。
2018年9月のドル円相場と3回目の南北首脳会談についてまとめ
今年も残り4か月となりました。ドル円相場は円高からの円安、一旦現状は落ち着いてレンジ相場になりました。
中間選挙が11月に控えていることを考えると、少し円高要因が強いように感じます。
FX初心者であっても日々のトレードをしながら、大まかでも良いので月を通した為替変動を予想してみるのも1つの手です。
先々のことを頭に入れておけば、急な変動にも対応しやすくトレードチャンスが増えますよ(✻´ν`✻)
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コメント (2)
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1. 匿名
いつも、ありがとうございます。
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2. メイ
時事記事の内容ですかね!?
なんのことかはわかりませんが、こちらこそ読んでいただいてありがとうございます(✻´ν`✻)