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サウジアラビア記者殺害事件が単なる事件ではない理由→事件の背景と為替への影響を解説します!

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最終更新日: 2018-10-22

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  • 1分でわかるこの記事の内容

    サウジアラビア・トルコそしてアメリカを含む政治的な問題へ

    TVやネットニュースでも多く取り上げられているため、すでにあなたも知っていると思います。

    20日にサウジアラビアは、行方不明になっていたジャーナリスト「ジャマル・カショギ」氏がトルコのイスタンブールで死亡したと発表しました。

    トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館で殺害されたジャマル・カショギ氏

    トルコ・イスタンブールのサウジアラビア総領事館で殺害されたジャマル・カショギ氏

    もちろん1人の命が失われていますから事件なんですが、なぜここまで大きな問題に発展しているのでしょうか?

    そして今回の問題は、為替や経済にも影響します。なぜならサウジアラビアやトルコだけでなく、アメリカもこの事件に関わっているからです。

    この記事では、事件の背景を探りながらどのように為替に影響するのか?を解説します。

    サウジアラビアのジャーナリストが殺害された事件の概要

    まずは時系列で今回の事件の概要を説明します。

    こう見ると2か国間の間にアメリカが入ってきていることにより一層難しくなっているようにも見えますが、なぜアメリカはサウジアラビアを擁護したのでしょうか?

    サウジアラビアが制裁を受ければアメリカの利益が損なわれる

    サウジアラビアが制裁を受ければアメリカの利益が損なわれる

    トランプ氏は20日に「サウジアラビアへの武器売却を中止すれば米国の雇用が損なわれる」として、中止への反対を表明しました。

    サウジアラビアは、なんと1,100億ドル=約12兆円分の武器をアメリカから買おうとしていました。

    もし今回の事件がサウジアラビア政府のせいだったと明るみに出た場合、世界から非難を受けサウジは制裁を受けることになります。そうなればアメリカとの武器売買も成立しません。

    トランプ氏は、このことについて「100万人の雇用に関わっており、そのような注文を取り消すべきではない」とも発言しています。

    もっと簡単に言えば、「人道的か非人道的かよりもアメリカの雇用の方が重要だ」と言っている訳です(´×ω×`)

    こうなると誰が悪者なのかちょっと分からなくなってきましたね。3か国各々の思惑があって、まだ真相の究明には時間がかかりそうですね。。

    トルコ・エルドアン大統領は23日(火)に声明発表

    トルコのエルドアン大統領は、今回のカショギ氏の死亡をめぐり「真実を明らかにする。火曜日(23日)に声明を出す」と発表しました。

    明日10月23日(火)に声明発表するエルドアン大統領

    明日10月23日(火)に声明発表するエルドアン大統領

    ここにもトランプ大統領が絡んでいます。21日にトランプ大統領とエルドアン大統領は電話で協議し「全容解明が必要」という考えて一致しました。その結果の声明発表ですね。

    トランプ大統領「サウジの説明にごまかしや嘘があった」

    最初はサウジアラビアを擁護していたトランプ大統領ですが、20日にはサウジアラビア当局の説明に「嘘があった」と発言しています。

    ムニューシン米財務長官も「説明は十分ではない」と述べています。どこに嘘があったかまでは述べていませんが、トランプ大統領は擁護側だっただけに不満を露わにしています。

    公表される内容が二転三転しているので、こちら側も困惑が続いています。エルドアン氏の声明で真相が明らかになればいいのですが…

    単純に反対勢力だったから殺された訳ではない?

    そもそも殺害されたカショギ氏は、自由や権利を訴える反体制的なジャーナリストと紹介されています。

    しかし元アルカイダのビン・ラディン氏にもインタビュー経験があり、王族や政府内にも顔が広い方でした。

    つまりサウジアラビア政府の内情を非常によく知っていた訳ですね。知りすぎていたくらいに。

    ムハンマド・ビン・サルマン皇太子もサウジを独裁化している

    ハンマド・ビン・サルマン皇太子もサウジを独裁化している

    事実上の現最高権力者であるムハンマド・ビン・サルマン皇太子から見ても脅威の存在だった訳です。

    なぜトルコが関わってくるのか?

    今回カショギ氏が殺害されたとされているのは、トルコ・イスタンブールのサウジ総領事館です。

    トルコ国内で発生したとはいえ、普通であればトルコが声明を出すほどの大事にはなりません。トルコがここまで出てくるのは、サウジアラビアとの対立が背景にあります。

    両国ともアメリカの同盟国であり、対立は過去から続いている

    トルコもサウジアラビアもアメリカの同盟国です。

    しかしサウジ政府が「テロ」と認定するイスラーム団体「ムスリム同胞団」は、トルコ・エルドアン大統領の支持基盤の1つです。

    サウジからはテロ認定されているムスリム同胞団のマーク

    サウジからはテロ認定されているムスリム同胞団のマーク

    またサウジはアメリカと共に反アサド側からシリア内線に介入しましたが、トルコはロシアと共にアサド政権側につきました。

    この2カ国の対立は、今に始まったことではないんですよね( ・`ω・´)キリッ

    またトルコは、ここで「サウジアラビア政府によるジャーナリストの殺害」だと立証できれば、世界に「サウジアラビアは、なんて非人道的な国家だ!」と印象付けることができます。

    もし本当にサウジ政府の陰謀だとしたらトルコとしては、是が非でもサウジアラビアの悪事を暴きたいところです。

    地政学的リスクによる為替への影響

    両国ともにアメリカの同盟国であるために、どうしてもトランプ大統領が絡んできます。

    トランプ氏の影響力が大きいこと、2カ国間の対立も大きいことからまだこの問題はこじれそうです。

    話が長引くほど、紛争の火種となるため地政学的リスクは高まります。よってリスクオフ要因=円高ドル安としてドル円相場に影響します。

    やっとドル円相場は113円付近まで円安が進んできましたが、エルドアン氏の声明内容やそれに反発するサウジアラビア政府の発言などによりまた円高に動くことも考えられますね。

    今週はそれほど大きなイベントがないことからも、もし話が余計にこじれるようなことになれば円高への動きは大きくなる可能性があります。

    トルコ・サウジアラビアと関係が遠い国にも見えますが、物事はどこかでやはり関係しているんですね。しっかりとこの事件の行方にもアンテナを張ってトレードをしましょう!

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    コメント (2)

    1. 1. たま

      今朝のワイドショーによると事件前から
      トルコ側はサウジの不穏な動きを細かく把握していました。
      気づいてたなら阻止すればいいのに、
      故意に阻止せず事件を外交に利用してたのではとの疑いがあるそうです。

      事実なら嫌な話ですね

    2. 2. メイ

      コメントありがとうございます!

      本当にそうですね…。

      発端はサウジのムハンマド皇太子かもしれませんが、アメリカ・サウジ・トルコ3国の思惑が入り乱れていますね…。

      そしてタイミングよくカタールの安田さん解放…。中東は怖すぎる…。

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    ニックネーム:メイ
    誕生日:5月1日生まれ
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    職業:FX専業トレーダー
    自己紹介:家庭菜園を育てながらFXをする事に生きがいを感じている専業トレーダーです!ドル円をメインにFX初心者さんへ分かりやすく為替の情報を発信しています。

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