ユーロもついに政策金利の引き上げ?今後はユーロの動向も要注目!
最終更新日: 2022-5-20
こんにちは! もう毎日「今日は暑い?寒い?」って悩むとこから一日が始まるの疲れたな!早く暑くなるならなってくれ!と思う今日この頃です…笑
さて!今回のブログでは、5月19日に公表されたECB政策理事会(4月14実施)の議事要旨をピックアップして振り返りを行いました!
急速なインフレでユーロ圏は政策金利引き上げに踏み切る?
アメリカ同様に、ユーロ圏も急速なインフレ局面を迎えています…! 毎月発表される消費者物価指数は、2022年2月度に前年同期比5.8%の増加。3月、4月は共に7.5%という水準でした。
通常であれば、この水準に至れば景気加熱による物価高と判断される水準です。 欧州中央銀行(ECB)は政策金利を引き上げて、物価上昇を抑制すべき局面かもしれません…。
しかし、ロシアのウクライナ侵攻によるエネルギー価格の影響や相次ぐ企業のロシア離れなど大きな景気減速要因があったため、 なかなか政策金利の引き上げに踏み切りにくいという状況がありますね。
実際、物価上昇率7.5%という極めて高い水準にあるにも関わらず、4月14日に開催されたECB政策理事会でも、政策金利の引き上げは見送られています。
4月14日に行われたECB政策理事会の議事要旨が発表
そうした中で、5月19日にはECB政策理事会(4月14日)の議事要旨が発表されました。
政策金利の発表も重要なのですが、ECB政策理事会の後に発表される議事要旨も会合の詳細が確認できるため、投資家は注目しています!
例えばECB政策理事会で、ただ「政策金利は変動なし」という発表があったとしても、参加者の全会一致で「政策金利の変動なし」となったのか、 金利引き上げも多かったが苦渋の決断で「政策金利の変動なし」になったのかで、投資家の今後の見方が大きく変わってくるからです…!
次回、政策金利の引き上げの可能性はさらに濃いものに
今回の議事要旨の中身をみると、金融の引き締めは慎重に検討すべきという意見と、 インフレリスクに備えて、はやめに政策金利の引き上げを検討すべきという意見が分かれていたようですね。。(´・ω・`)
今回は政策金利の引き上げは行わなかったけれど、次回以降は引き上げとなる可能性が高いと含みをもたせる結果であったことがわかります。
この議事要旨の発表を受け、6月のECB政策理事会で7月からの政策金利の引き上げを発表するのではないかとの憶測から、すでに為替レートは若干の動きを見せました。
議事要旨の発表は5月19日の20時30分でした。
ユーロドル、ユーロ円、いずれも議事要旨への期待感から直前に為替が動き、結果を受けてやや大きく上昇していることがわかります。
ユーロドル5分足
ユーロ円5分足
まだ6月の政策金利の引き上げが決まったわけではないのですけど、ユーロの政策金利引き上げを織り込む動きがすでに始まっているようです。引き続きウォッチが必要です…!
あっという間に金曜日!週末は天気も良さそうなの買い物でも行こうかな♪ お休みの方もお仕事の方も、良い週末になりますように!では\(^^)/~~