7年ぶりに消費者物価指数2.1%に上昇!一転して円高傾向へ?
最終更新日: 2022-5-23
こんにちは!
今日から1週間の始まり!今週も気合で乗り切りましょう(*^^*)
今回は、5月20日に発表された「日本の4月の消費者物価指数(CPI)」についてをピックアップ。そしてドル円がつい先日までの円安から一転円高傾向になっている件について、ドル円の今後についても解説します!
日本のCPI、総合指数が2.0%を超えるのは7年ぶり
総務省は、5月20日の8時30分に日本の4月の消費者物価指数(CPI)を発表しました!
変動の大きい「生鮮食品を除く総合指数」で前年同月比から2.1%上昇。 同指数が2.0%を超えるのは、消費税が5%から8%に上昇した影響を受け始めた2015年3月以来7年ぶりです…!
出典:総務省 消費者物価指数 全国2022年4月分(2022年5月20日公表)
日銀は物価上昇率2.0%を目標としているので、ようやく目標水準に達したと言えるでしょう。
物価上昇は消費者の立場から見ると前向きに受け止めることは難しいですが・・ 安定した物価上昇が続けば企業の収益が上昇し、ひいては従業員の賃上げに繋がるので、この流れが継続することが期待されます。
日本株が注目され始める可能性
品目別に見ると、エネルギー関連の上昇率は前年同期比で19.1%となっており、 今回の日本の消費者物価指数の上昇は、単純にロシアのウクライナ侵攻の影響でエネルギー価格が上昇しただけ…という見方もあるようです。
しかし、生鮮食品とエネルギーを除いた総合指数でも0.8%上昇…!
1年9ヶ月ぶりの上昇となっており、エネルギー価格の影響は大きかったものの、 物価上昇がエネルギー価格ばかりではなく一般の商品にも波及している兆候も出始めていると考えられますね。
今回の消費者物価指数の発表で、すぐに為替相場に影響を与えることはありませんでしたが、 インフレ対応と景気減速局面を迎えている欧米に比べ、市場が日本株に目を向け始める可能性があります(`・ω・´)
これは、日本市場はやや軟調局面が続いたものの、現在の欧米市場ほど景気減速懸念が深刻ではないこと。 また、粘り強く金融緩和を継続していることから、今後も過度な景気減速はないだろうと考えられているためです。
一転して円高局面に変わるドル円、今後の展開とは
日本市場に注目が集まっていることから、為替相場もドルやユーロに対して円買いが進む可能性があります…! つまり円高基調に転じる可能性が高いということですね。
今後、各国の金融政策によってトレンドは大きく転換する可能性はありますが、 欧米の景気減速の影響によって、つい先日までの円安局面は一転して円高局面に変わったと言えるでしょう。
早計な判断は禁物ですが、つい先日までの過度な円安でも粘り強く金融緩和を続けた黒田総裁の判断は正しかったのかも知れません…!
それではまた明日ブログ更新します(✻´ν`✻)♪