ECBもいよいよ利上げ?6月の理事会は本気度を確認すべし!
最終更新日: 2022-6-8
こんにちは!
あれよあれよとドル円133円台に突入。クロス円も軒並み上昇しています…!
今回のブログでは、ドル円やその他クロス円の状況、そして明日(6月9日)ECB理事会にて発表を控えている政策金利について、注目ポイントを解説します!
黒田総裁の発言が引き金に?ドル円は133円を突破
6月6日の午後の会合にて、日銀の黒田総裁は「家計が値上げを受け入れている間に…」と発言し、SNSなどで大炎上。翌日釈明に追われることになりましたね・・
しかし為替相場で重要なのは、同じ会合で出た「金融引締を行う状況には全く無い、揺るぎない姿勢で金融緩和を継続する」という発言です。
※ドル円が20円ぶりに132円台突入!その要因とは?(6月7日のブログより)
これが全ての要因というわけではないかもしれませんが、その日の夜以降から急激に円安に向かい、6月8日午前中時点では133円台を超えました…!
ドル円の動き(10分足|6月2日~6月8日午前中)
その他主要通貨もほぼ円の独歩安が続く
雇用統計の結果が思ったよりもよい結果で、今後もアメリカの金融政策はさらに引き締めに向かうのでは? という警戒感がある中での発言は、かなり不用意だったと言えるでしょう。。
ドル円ほど大きく取り上げられていませんが、7月に政策金利の引き上げが有力視されている対ユーロでも、 実は急激な円安になっており、6月8日午前中現在では142円台を推移。これは2015年以来の水準と言われています。
その他、豪ドル円、NZドル円、ポンド円など主要通貨に対してもほぼ同じ動きで、ほぼ円の独歩安(どっぽやす)になっている状況です…!
ユーロ円の動き(10分足|6月2日~6月8日午前中)
6月9日発表のECB政策金利、注目ポイントとは?
6月9日20時45分頃には、ECB理事会にて政策金利の発表がありますが、6月の理事会においては政策金利の引き上げは行われないと見られています。
今回のECB理事会の焦点は「7月の利上げを本当にするつもりがあるのか?」という一点に尽きます!
というのも、7月の利上げを始めて示唆したのはECBのブログであり、公式な発表ではあるにせよ、 公表分や記者会見以外の場で政策金利の方向性を示すことは極めて異例だからです。
これは急速なインフレによって市場が混乱しないよう、早めに方向転換のシグナルを出す必要があったためと考えられますね(´・ω・`)
そのため今回のECB理事会では、政策金利の引き上げに関するお墨付きのようなコメントが得られるかが焦点となるでしょう…!
仮にECBが利上げとなれば、主要の中央銀行でマイナス金利を継続しているのは日本のみ。
つい先日まで円安は収まったと考えられていましたが、日本だけが金融政策で取り残される形となり、 一気に135円や140円という線も想定しておく必要がある段階に入っています・・
今日のブログはここまで♪
そういえば!今週6月10日(金)は「一粒万倍日」と「天赦日」といった2つの吉日が重なる日ですね。 2022年には3回あるのですが、すでに2回終わってしまったので、6月10日が今年最後の「最強開運日」に…!
▼前回の最強開運日のTwitterはこちら
何か新しいことを始めるのに適した日なので、ぜひこの機会に始めてみましょう~(^^*)