FX・為替で「様子見」するべきタイミングとは?「様子見」って何するの?
最終更新日: 2021-4-22
1分でわかるこの記事の内容
為替では「様子見」という言葉が使われるけど?
2019年3月21日(木)のFOMC(連邦公開市場委員会)声明によって、ドル円相場は110円台まで円高ドル安に動きました。
FRB(連邦準備制度理事会)のハト派姿勢によって悲観的なドル売りは110円台後半で止まりましたが、ブレグジットの動きもあるため少し「様子見」の相場になるかもしれません。
あなたもネットで為替ニュースを見ていると、この「様子見」という言葉をよく見かけると思います。
私も何気なく様子見という言葉を使ってしまいますが、様子見=何もしないという訳ではありません。
FXでは「待つ」ことが大事な場面が多い
特にFXでは、「待つ」ことが利益に直結してくる場面が数多くあります。
それこそ「利食いを待つ」「エントリーのタイミングを待つ」「経済指標の結果を待つ」と好機を招いてくることもありますね。
逆に待ち過ぎて「損切りのタイミングを逃してしまった」「エントリーのタイミングを見失った」とうまく時間が使えないと危機を呼ぶこともあります。
今回はFXトレーダーが何気なく使っている「様子見の相場」について解説します。
そもそも「様子見」ってどういう状態?
先ほど「様子見=何もしないではない」と書きました。では、本来の言葉が持つ意味を先に理解しましょう!
- 様子見とは:積極的に行動を起こすことはせず、状況を観察して見守ること
「見守るってことは、何もしないんじゃないの?」と思うかもしれませんね。
しかし「様子見の相場」というのは、ただチャートを眺めているという意味ではないんです。
様子見=投資家たちが今後の成り行きを見ている状態
為替ニュースで「しばらく様子見が続きそうだ」などと書かれた場合、これは一体誰の状態を指しているのでしょうか?
それは「一般的な投資家の行動」を指しています。
様子見の相場ということは、先々の見通しが立たない状態です。見通しが立てば、投資家たちはいつも通りトレードしている訳ですからね。
しかし見通しが立たないため、売買は控えられます。多くの投資家たちが「相場の成り行きを見守っている」んですね。
様子見になると値動きが少なくなる
多くの投資家たちが手仕舞いをして、今後の成り行きを見ている訳ですから取引量は少なくなります。
クリスマスなどの閑散相場まではいきませんが、取引量が落ちるため値動きも限定されます。
ちょうど現在のように「大きな値動きが起きた後」などは、次の材料が出てくるまで様子見になることが多く、値動きが少なめです。
様子見の相場になりやすいタイミング
では、どんなときに「様子見」となるのでしょうか?
- 重要な経済指標発表前
- 市場が休場の時
- 先々の見通しが立ちづらい時
- クリスマス休暇などの取引量が減る時
雇用統計前などの重要経済指標の前
今週初めの18日(月)~20日(水)までのドル円相場を見てください。
FOMCが21日(木)に声明を発表することが分かっていましたから、比較的値動きが少なかったです。
これも多くの投資家たちが「FOMCで動きがあるかも?」と予測したため、それまでは様子見だったからです。
アメリカの祝日などNY市場が休みだと様子見になりやすい
為替市場は、毎日動いていますね。しかし4月19日(金)は聖金曜日により、ニューヨーク市場は休場になります。
そうなると株式市場も休場になるため、値動きが小さく様子見になることが多いです。
材料不足が想定外のことが起きた後
ドル円でいえば、円高or円安要因のどちらかがあれば緩やかにでもそちらへ進んでいきます。
しかしどちらも材料不足の時やどちらの要因も発生している時は、方向性を見失うことがあります。
また良い悪いに限らず、サプライズが起きると市場は大きく反応します。21日のFOMC声明は悪いサプライズでしたね。
大きく動いた後は「今度どうなるのか?」「本当に合ってるのか?」など、冷静に判断しようとするため様子見になることが多いです。
取引量が少ないと様子見になりやすい
別の要因で取引量が少なくなった場合も投資家たちは、一歩引いて様子見でいることが多いです。
他のトレーダーたちの動きをチャートを通して見ている訳ですね。
トレードを様子見すべきタイミング
世界の投資家たちがどんなタイミングで様子見となるのか?これでわかったと思います。
私はどちらかと言えば、慎重派のトレーダーです。
持論ですが、様子を見た方が良いと思うタイミングを紹介します。
- 雇用統計などの重要経済指標発表後
- サプライズで相場が急変した時
- 自分の判断に自信がない時
- 取引量が少ない時
- 高値や底値・意識される値段の時
様子見と言っても「どれくらいの時間」様子を見ればよいかわかりづらいですよね。
私があげた様子見をした方が良いタイミングは、数時間程度の短い時間です。
これは私がデイトレーダーだからだと思います。それぞれのトレードスタイルによって誤差が出るはずなので、自分のトレードに置き換えて読んでもらえると分かりやすいはずです。
乱高下に参加するのは非常に危険
「月に一度のお祭り」として有名な米雇用統計は、発表後に大きな値動きを見せます。
しかし一度動いた方向から反転して、元に戻る動きも少なくありません。
先日書いた「FXの代表的な禁じ手」にも書きましたが、飛び乗りで大怪我をする可能性もあるので少し様子を見てエントリーしましょう。
FXで絶対にやってはいけないこと!失敗しないためにやらない方が良いことって何?↓
要人発言やテロなど突発的な動きには注意
経済指標と違うのは「予定されていない」点です。
比較的サプライズになることが多く、突発的な変動時は追加の動きにも注意しなければいけません。
「もしかしたら誤報かもしれない」と疑うことも重要ですね。
サプライズでの急変時は焦ってポジションを持ちたくなりますが、一呼吸おいて様子を見ましょう。
「休むも相場」ポジションを必ず持つ必要はない
初心者さんがよく間違うポイントですがトレーダーの選択肢は、「買う」「売る」の2つではないんです。
「待つ」ことも選択肢に入れましょう!
口座を開設すると「ポジションを持たなきゃ」という衝動にかられてポジポジ病になる方が多いですが、「毎日トレードしなきゃいけない」なんてルールはどこにもありません。
先日エントリーについて書いた記事で「私も確信があってトレードをしている訳ではない」と書きましたが、「勝てるかも?」という見込みもないのであればポジションは持たずに様子見をしましょう。
ポジションは待たなくても、デモやチャートを見れば答え合わせができます。そうやって少しずつ稼げそうなポイントを探しましょう!
ポジションは持っていても良いが…
ここまで読んだ方は、取引量が少ない時に様子見をした方が良い理由をもうお分かりだと思います。
最後に高値や安値など、意識される値段の時は「ブレイクするのか?」「戻るのか?」「ブレイクしてもダマシじゃないか?」少し様子を見た方が良いです。
ただこの様子見は他の様子見とは違い「意識する」というニュアンスが強いです。
なのでポジションを持っていても問題ありませんが、動きがあった時に反応できるようにしておきましょう!
FXトレーダーの大事な仕事は「待つこと」
いかがでしたでしょうか?今まで何気なく使っていた「様子見」ですが、様々な場面で使われていることがわかったはずです。
FXにおいて「待つ」ことは、決して悪いことではありません。
最初のうちは、闇雲にトレードするよりも「良いタイミングをうかがっていたらポジションできなかった」くらい慎重な方が良いかもしれません。
様子見をするクセを付ける
相場も格言で「休むも相場」という言葉がある通り、年中トレードばかりしていると大事なことを見落とすこともあります。
時には冷静になり様子を見て、客観的な目で相場を見ることも重要ですね(๑´ω`๑)♡
FXは24時間トレードできますが、多くのトレーダーはポジションを持っていない時間が大半なはずです。
それほど私たちトレーダーにとって、「待つ」「様子を見る」という行動が主となります。
自分がトレードを焦っていると感じたら深呼吸をしたり、トイレにいったり、リラックスできる曲を聴いたり様子を見るルーティンを作るといいですね!
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コメント (2)
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1. むらさき
待つ。がまん。
待つを意識するように特訓します。 -
2. メイ
>むらさきさん
コメントありがとうございます!
「我慢」大事ですよねぇ(´×ω×`)
特に利食いに関しては「早く利確したい」という気持ちと葛藤ですからね。