FXトレーダーなら知っておきたい利上げのカギを握るイエレンFRB議長とは
最終更新日: 2015-9-15
阿蘇山噴火・・・桜島・箱根・地震と天災が今年は多くて怖いですね。(>_<)
さて、相場はFOMCに向けて、レンジの動きで静かな感じなので、FRB議長、ジャネット・イエレン氏を紹介しておきます。
ジャネット・イエレンFRB議長
FRBのエースとして登場したイエレン氏は、2014年から2018年2月3日までが議長としての任期。FRB議長になる前は、約4年間、副議長を務めており、経験豊富な人。初の女性FRB議長ですが、ずーっと本命視されていました。(*●⁰ꇴ⁰●)✧
イエレン議長はハト派=金利を上げることに慎重
政策的には、ハト派と言われており、インフレ退治よりも雇用重視。そのため、インフレを恐れて金利を上げるよりも、雇用や景気に配慮しながら緩やかな金利上昇を行うだろうと金融市場は予想しています。
前任のバーナンキ氏とは、量的緩和(QE)の実施を二人三脚で実行。インフレ率2%を公式目標とするように実現させたのもイエレン氏。経済予想の的中率も高くて、2009年から12年までにFRBが行った経済予想を米国の経済誌「ウォール・ストリート・ジャーナル」が分析したところ、イエレン氏の予想の精度が最も高かったなんてことも報道されています。(*●⁰ꇴ⁰●)✧
世界経済が混乱をきたしたリーマンショックそして経済危機。その対応策として始まった量的緩和策を終わらせるのは、彼女の運命なのでしょうね。この量的緩和が問題なく終わらせて利上げに持っていくことで、副作用が大きくなり過ぎると指摘している方もいます。経済危機に対しての処方箋として量的緩和が正しいかどうかは、これからの半年次第!
為替相場は秋相場が始まりFOMC次第ながら、大きく変動してきそうです。そこでいくつかの通貨ペアの現状をチャートで残しておきます。後で、見返すと相場分析の役に立ちますので長期のチャートは時々残すようにしています。(●⁰౪⁰●)ニヤリ
昨日、お伝えした通り、120円を挟んでの攻防。118.277~121.742円辺りのレンジでしょうか。FOMC前は、もっと狭いレンジになるとも想定。 フィボナッチ・リトレースメントを表示しての予想ラインです。
そして、FOMC次第で上か下どちらかのラインが破れる可能性あり!
ユーロ/円も同じような感じ。133.826円~137.399辺りのレンジかなと思います。
大手銀行のバークレイズは、FRBの利上げ開始時期の予想を2015年9月から2016年3月に変更とニュースが入ってきました。
ちょっとわかんなくなってきましたね!
- シナリオ1:利上げもしくは年内利上げ
- シナリオ2:年内利上げの見送り
年内利上げ見送りだと、米ドルを買う大きな材料が消えてしまうので、リスクオフの円買いの勢いが強くなって、ドル安円高トレンドへの転換もあり得ます。(^_^.)
週足で見ると綺麗に上昇トレンドラインを描いています。2015年はレンジ相場へと移行していますね。
利上げについては今後も記事を書いていきますね。利上げの時期についてはもちろんですが利上げが起こす影響についても理解すると為替相場が楽しくなってきます!