米雇用統計は堅調で利上げは9月?(2015年7月分)
最終更新日: 2015-8-10
今回の雇用統計は、迫ってきた米国利上げをいつスタートするかの判断指標として重要でした。♪
結果は・・・(*●⁰ꇴ⁰●)✧
- 非農業部門雇用者数:21.5万人増加(市場予想は22.3万人増加)
- 失業率:5.3%(市場予想通り)
- 時間あたり賃金:0.2%上昇で前年比2.1%上昇
時間あたり賃金が伸びたことや消費回復の勢いが強かったと評価されています。アトランタ連銀のロックハート総裁も、9月利上げを支持すると発言するなど、利上げに向けて地ならしをしているような感じを受けます。
米雇用統計後の米ドル/円チャート:GMOクリック証券
15分足チャートです。直後は、利上げが近づいたとして、米ドルが買われました。ところが、雇用者数が予想を下回ったことや、米国債の10年債金利が低下したことなどで、米ドル売り円買いへと流れが変わりました。
利上げを判断するFRBも悩むところですね。米ドル上昇スピードや原油の値下がり、新興国の経済悪化などリスク要因はあっても、いよいよ9月利上げは行うのじゃないのかなと私は思ってます。
利上げをおこなったときに、米経済が悪くなっちゃうとFRBの責任にされてしまうので、難しい判断を迫られています。(*●⁰ꇴ⁰●)✧
NYダウの週足チャート:株価は下落しています(T_T)
NYダウは、5月20日の18,350.13ドルをピークに下落。株価にとって利上げはマイナス要因ですから想定範囲。とはいえ、利上げ後に大きく株価が下落してしまうと、イエレン・ショックなんて命名されてしまいます。( ・`ω・´)キリッ
じゃあ、利上げなんてしなければいいところですが、そもそもゼロ金利状態が異常だということが基本。ゼロ金利状態で景気悪化してしまうとFRBは手の打ちようがないんです。金利を上げ下げすることで、景気やインフレを調節するのがFRBを含む中央銀行のお仕事。
そして、利上げは、時期も大切ですが、年1回になるか2回行われるかもドル/円含め為替相場に影響します。
- 年1回だと利上げしたことで達成感を得て、円高に行くかも。
- 年2回だと、米ドル上昇に弾みがついて、円安進行するかも。
なんて、ちょっと予想してみました。
スキャルピング派の私は、長期の円安・円高を予想してポジションを持つことはしません。でも、今年最大のイベント「米国の利上げ」はやっぱり予想したくなります。
ちなみに。ロイターの調査では、FRBの利上げは9月そして年1回が有力です。19社中、9月利上げ予想が13社。年2回利上げ予想は9社となっています。実際にどうなるのかはFRBのみぞ知る!ですね( ・`ω・´)キリッ
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コメント (2)
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1. てつ
ウルフさんみたいなタレントを、
目指されているのではないんですか? -
2. メイ
>てつさん
ウルフさんのようだなんて、おこがましいですよ!(;´Д`A
たしか東大主席なんですよね…あの人。
さらに年間2億稼ぐとか…雲の上の方です(´×ω×`)