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• ドル円相場は利下げ観測で一時107円台に
• 様子見相場からの急変は警戒？稼ぎ時？
• 2019年後半は利下げの影響で円高トレンド？
• 今週は1回だけのトレードで+149,500円

ドル円相場は利下げ観測で一時107円台に

今週7月10日（水）・11日（木）に行われFRB（連邦準備制度理事会）パウエル議長の議会証言で、早期の米利下げが示されたました。

これによってドル円相場は、一時107円台に突入しましたね。

議会証言は日本時間の10日夜23時からでしたが、証言テキストの中に「6月FOMCで多くのメンバーがいくらかの緩和政策の論拠を主張した」とあることが判明し、21時台に円高ドル安へ動きました。

先日までは「約半分のFRBメンバーが利下げを主張している」と内容だったのが、「多くのメンバー」に変更されています。

今月末に開催されるFOMC（連邦公開市場委員会）での利下げ後押しとなりましたね。

ドル円相場は、週明けじわ上げから様子見相場となっていたので大きく利益を出した方、思わぬ損失が出た方の両方がいたと思います。

それでは今週のドル円相場を振り返りながら、今後のドル円相場の行方・私のトレードの解説をします！

様子見相場からの急変は警戒？稼ぎ時？

先週5日（金）に発表された米6月雇用統計が市場予想を上回り、週明けのドル円相場は堅調でした。

「もうちょっとで109円台に突入するかも？」というところまで、じわじわと円安が進みましたね。

しかし今週最も注目されていたFRBパウエル議長の議会証言を前に、もたつく展開となりました。

ここでパウエル議長の気になった発言をまとめてみます！

• 「FRBメンバーの多くが利下げの必要性が高まってると判断してる」
• 「（利下げについて）適切に行動する」
• 「米6月雇用統計は、見通しに変化を与えなかった」
• 「6月FOMC以降、貿易問題を巡る不確実性と世界経済に対する懸念が、引き続き米経済の見通しを圧迫している」
• 「2%の物価上昇率を大きく下回りたくない。日本を教訓にして後手に回らないようにする」

発言を見る限りは、「もう利下げは避けられない」「今月のFOMCでやる気満々」のように伺えます。

また兼ねてから目標としているインフレ率2%達成も、日本を引き合いに出して利下げの正当化を主張しているように見えます。

いずれにしても7月30日（火）・31日（水）で開催されるFOMCでの利下げが、かなり濃厚になりました。

次に気になるのは利下げ幅と回数

利下げが行われれば、2008年12月依頼なので約10年ぶりになります。

利下げ自体は行われることがほぼ確定しているので、次に気になるは幅と回数です。

• 1回・2回程度の予防的な短期利下げ
• 複数回の計画的な長期利下げ

どちらになるのか？現時点では、クラリダFRB副議長らが前者の「予防的利下げ」という表現を使っています。

しかし市場では、2年で約1%の長期的な利下げが意識されています。

今後長期的な利下げにシフトしていくか？今後の変化には注意が必要ですね！

2019年後半は利下げの影響で円高トレンド？

本日フィスコに気になる記事が掲載されていました。

2019年後半は円高トレンドか【フィスコ・コラム】(フィスコ)

これだけ米利下げが騒がれている中なので、長期的な円高ドル安は必然と言えますね。

2019年も上半期が終わったということで、一度今年のドル円相場を見てみましょう。

2019年の高値は、4月26日の112.39円ですね。安値はもちろん1月3日フラッシュクラッシュの104円台ですが、それを除けば6月25日の106.77円になります。

4月から3か月近くが経ちますから、すでに円高トレンドに入っているとも言えますね。

7月末に利下げがあったとしても、利下げは株高も生みますから1回だけでは確実に「円高になる」とは言えません。

そこで前述した「幅・回数・サイクル」が重要になってくるんですね。

利下げのように周期的・長期的に利下げが行われれば、2019年後半の円高トレンドは免れません。

来週は米6月小売売上高と決算発表

来週は15日（月）に中国実質GDP（第2四半期）、16日（火）には米小売売上高の発表があります。

また16日から主要企業の決算発表が始まりますね！

• 16日：JPモルガン、ゴールドマン・サックス
• 17日：ネットフリックス、アルコア
• 18日：マイクロソフト

NYダウ平均株価は、12日にまた高値を更新しているので決算次第では続伸も考えられます。

日経平均・ドル円相場にも無関係ではないので、こちらも合わせてチェックしましょう！

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今週は1回だけのトレードで+149,500円

週明け月曜は、様子見でノーポジでした。

火曜・水曜は、議会証言を前にレンジ相場っぽくなったのでエントリーを待ちましたが、いいところを見つけられませんでしたね。

107円台から戻ってくるところでエントリーしました。

フィボナッチ・リトレースメントでは、4月の高値と6月の底値を結んでいます。23.6%のラインはもう少し上でしたが、108円に戻ったところでエントリーです。

エントリー後はもう少し108円ちょうどでもたつくかと思いましたが、予想よりも素直に円安に動いてくれましたね。

21:30の新規失業保険申請件数を前に一度108円をきりそうになりました。そこで決済してもトントンなので発表を待ちましたね！

結果は、12週間ぶりの低水準と好調で円安要因に。今週も同じように経済指標が部分的に影響してくる場面はありそうです！

この前に複数回トレードし、利益が出ていたら発表前に決済していたかもしれませんね。逆に損失が出ていたら金曜にも積極的にエントリーしていたかもしれません。

FXに「たられば」はないけど、「こうだったら次はこうする」という予測やトレード計画は必要ですね！

エントリーに恵まれない時は消化不良に陥りやすいですが、「休むも相場」という言葉があります。

来週もチャンスに恵まれるかわからないので、しっかりと数少ないチャンスを獲れるようにトレード計画を練りましょう！