パウエル議長の発言により一時137円台へ!週末の日銀短観とISM製造業指数に注目
最終更新日: 2022-6-30
こんにちは!
暑いので毎日冷たい麺ばかり食べてたら2kg減ってた…!ただ体力とか筋肉の衰えを感じるので、やっぱお米って大切ですね。。
今回は、昨日の深夜に開催されたECBフォーラムでパウエル議長が発言した内容についてをピックアップ。ドル円は一時137円台に…!
その他、7月1日に行われる日銀短観とISM製造業指数の注目ポイントについても解説します。
ECBフォーラムでのパウエル議長の発言で市場に動き
日本時間の6月29日深夜に、欧州中央銀行(ECB)が開催した金融シンポジウム(ECBフォーラム)でパウエル議長とラガルド総裁が対談。 対談の中で、急上昇する物価を抑えるためには金融引き締めが必要という見解で一致しました。
またパウエル議長は、「労働市場は強く、金融引き締めに耐えうる体力を持っている。」「景気減速のリスクはあるが、物価安定に失敗する方がリスクだ」と述べ、金融引き締めを続ける方針を明確にしました…!
このパウエル議長の発言を受け、市場はFRBが引き続き金融引き締めを重視すると受け止めたことから、ドル円は一時137円台まで円安が進行! しかし今週は7月1日の朝に日銀短観、夜にはISM製造業指数といった重要指標が続くため、様子見ムードから137円に触れたところで押し戻された形ですね。
ドル円の動き(5分足|6/29夜~6/30早朝)
ただ、6月30日朝の時点では136円台半ばで推移しており、再度ジワジワと様子をみながら円安に向かっているようにも見受けられます(`・ω・´)
7月1日開催の日銀短観とISM製造業指数の注目ポイント
日銀短観については予想や前回の数値と大幅にブレない限り、米ドル円の為替レートに大きな影響を与えることはないでしょう…!
ただ、ISM製造業指数には注意が必要です。前回は56.1、予想は55.0となっており、前回数値や予想を大きく下回るようであれば景気減速が意識され、やや円高方向へ。
逆に、大きく上回るようなことがあると、まだ金融引き締めに耐えられる状況にあるため、引き締めが続くと市場から受け止められ、円安方向へ向かうでしょう。
7月末のFOMCでは利上げ幅が変更になる可能性は少ない?
また7月26日に開催されるFOMCにおいては0.75%の利上げが有力視されていますが、今回のISM製造業指数をはじめ、 経済指標で景気減速を想起させる結果が続くと「利上げ幅を0.5%に見直すのではないか」という意見も出てきています。
しかし、先行きの不透明感が強まっており、0.5%に見直したものの再度9月のFOMCで0.75%に戻すようなことになるとFRB対応に苦慮しているという印象を与えてしまうので、 7月の利上げ幅が変更になる可能性は少ないと言えるでしょう。
今日はここまで!
あっというまに6月も最終日ですね( ˘ω˘)
ついに2022年後半戦がスタートします。今年中にやっておくべきことは早めに終わらせないとすぐ年末がきちゃうと思うので、みなさま人生は計画的に(✻´ν`✻)♪