オーストラリアの中央銀行は豪ドル下落に安心?
最終更新日: 2015-8-5
豪中銀は、8月4日の理事会で政策金利を2%に据え置き豪ドルの底が見えた!
これは予想通りだったのですが、声明で、一段の豪ドル下落が必要との文章を削除しました。(●⁰౪⁰●)ニヤリ
過去2回の理事会は、「商品価格の下落を踏まえると豪ドルがさらに下落する可能性と必要があると」していたのに今回は、「商品価格の大幅な下落に伴い、豪ドル相場は調整している」と変更。
これ、重要ですよ。下落を続けていた豪ドル相場の流れが変わったかも!
豪中銀が考えるところの適切な水準に豪ドルがなったもしくは近づいたという事だと私は思います♫
まだ、政策金利をもう一段階、引き下げるかもしれませんが、確率は下がっています。
先物市場での12月利下げ確率は72%から60%まで低くなりました。
2011年7月の1.10788をピークに下げ続けていた豪ドル/米ドル相場。長期トレンドを狙う場合には、豪ドル買いに転換するチャンスかもしれませんね。
長期投資の方は焦る必要ありませんので、じっくりと売買タイミングを検討してください。
後1回、利下げがある可能性も捨てきれませんし、中国経済悪化の影響を受けやすい国ですし。
もともと、豪ドルは先進国通貨の中では、金利が高く、日本での人気が高い通貨。
しかし、中国経済悪化に伴い、中国への輸出の多いオーストラリア経済も悪化していました。
そのため、政策金利を引き下げて景気を支えていましたが、ちょっと状況が変わってきたかもしれません。
シドニーはじめオーストラリアの都市は、住宅価格が大幅上昇。豪ドルの下落で経済も良くなってきたという状態です。
2014年7月そして2015年1月には6.4%まで上昇した失業率も5月・6月には6.0%まで低下。2015年に底を打つと見られていた豪経済は順調に回復基調と見ていいのではないでしょうか
豪ドルの状況をまとめるとこんな感じです。
豪ドル強気要因
- 豪中銀は、豪ドルが下がったので、満足しつつある
- 住宅価格の上昇
- 失業率の改善
豪ドル弱気要因
- 米国の利上げで豪ドルとの金利差が縮まる
- 商品価格が下がっている
- 中国経済の悪化
- 後1回位豪中銀の利下げがあるかも
まだ、豪ドル安要因が残っていますが、商品価格が底入れして中銀が利下げしてしまえば、強くなっていきそう。
豪ドル/円になるとアベノミクスによる円安進行の分、豪ドル高円安が続いていました。
2014年の11月に102.841円を付けてから、下落トレンド。89.162円が底値になるか注目です。(*●⁰ꇴ⁰●)✧
外貨預金やFXを外貨預金的に使う人にとってもいいニュースです♪
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