ユーロ相場を揺るがすスペインカタルーニャの独立問題
最終更新日: 2015-10-1
今のユーロは気の毒な位に次々と問題が起きますね(>_<)
1.1000台でレンジ相場の状態が続いています。
スペイン北東部カタルーニャ州がスペインから独立の動き
スペインは、みなさんご存じの欧州の有力国の一つ。現在このスペインで独立問題が生じています。
スペインの有名な街といえば、マドリードとバルセロナ。マドリードはスペインの首都、そしてバルセロナはカタルーニャ州の州都ですが、スペインからの分離独立運動が盛んです。
元々、バルセロナはマドリードを中心とする地域とは文化も言語も違うために独立を目指す人たちが多く仲が悪かったのですが、最近本格的になってきました。(バルセロナはスペイン語ではなくカタルーニャ語を使っています)
9月27日に行われたカタルーニャ州議会選挙で独立支持派過半数の議席を獲得して勝利という結果に。(๑´ω`๑)♡
独立支持派の三政党
- カタルーニャ民衆集中党(CDC)&カタルーニャ左派共和党(ERC)が連合を組み62議席。
- 極左派の民主統一党(CUP)が10議席。
合わせて72議席。定数135議席の過半数を確保して勝利宣言をしています。今後2017年までに独立を目指す方針。でも、得票全体だと話が違ってきます。スペインの通信社『europa press』によると独立賛成派の票は47.8%(1,910,075票)。独立反対派の票が過半数の52.2%(1,915,727票)。
これ難しいですね。独立賛成派と反対派で拮抗しているので、どちらに転んでもおかしくありません。(*●⁰ꇴ⁰●)✧
スペインリーグ伝統の一戦、クラシコが見られなくなるかも
そして、バルセロナとマドリードといえば、欧州サッカー界の名門クラブ。もしカタルーニャが独立すれば、バルセロナはスペインリーグから離脱する可能性が高まります。そうなったら世界有数のリーグ、リーガ・エスパニョーラの面白みが半減。
ここで、もう一つ気になるのがサッカーのスペイン代表なんです。今のスペイン代表には、バルセロナの選手も選ばれて活躍してワールドカップや欧州選手権で優勝しています。
ところが最近はバルセロナのジェラール・ピケ選手が、スペイン国民から大ブーイングを浴びているんです。同じスペイン代表選手なのに、自国民からブーイングされたり批判ばかりされたら嫌ですよね。(―_―)!!
ピケ選手は生粋のバルセロナ育ちで、カタルーニャ独立運動賛成派。そして、大胆な発言で賛否あるタイプ。その辺りが影響しているのでしょうけど、マドリードとカタルーニャの対立がかなり強くなっていると感じます。数年前は仲良くしていたのにね。(*●⁰ꇴ⁰●)✧
トルコ・ギリシャ・スペイン辺りは、かなり国民感情が過激になっていて、応援も怖い位です。(T_T)
ユーロの先行きは不透明
そうなると、ユーロの動きがまたまた怪しくなってきます。まだまだユーロは課題が多く、カタルーニャ独立問題は織り込まれていないと思います。話が進んでいけばユーロの不安要因として出てきます。スペインはカタルーニャ以外にバスク地方の独立問題も抱えていますし、英国はスコットランド独立問題とあちこちに火種を抱えたままなのです。
フィボナッチがいい感じに機能しています。♪
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コメント (2)
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1. 匿名
いつも見てます
すごく勉強になります
これからもがんばってください -
2. メイ
匿名さんありがとうございます!
そう言って頂けるととっても嬉しいです(´;ω;`)
皆さんにわかりやすい記事を書けるようにがんばります(๑´ω`๑)♡