2020年5月25日週の週間FX収支「+81,500円」ドル円相場は107円台で乱高下
最終更新日: 2020-5-31
日本も世界もコロナ禍から経済活動再生へシフト
5月25日(月)に東京や埼玉を含む5都道府県で緊急事態宣言が解除され「新しい生活が始まった」人も多かった週ですね。
日本は今週から経済活動再開へシフトし始めていますが、世界的には遅い方で各国で規制の緩和が行われています。
もちろんコロナ禍の第2波も否めないですが、為替相場では第1波の一区切りがついたと私は見ています。
そんなドル円相場は何度か108円台へ向けて円安に動きましたが、ファンダメンタズルによって一喜一憂した相場となりました。
私はノーポジでしたが29日(金)の動きは特に激しく、107円台前半まで再度上昇する行って来いの相場となりましたね。小幅に動く場面が増えて、少しトレードしづらかったかなという印象です。
では今週のドル円相場をおさらいすると共に、2020年6月さらには2020年後半のドル円相場についても考えてみましょう!
ドル円相場は107円台で方向性を失いつつある
世界的なコロナ規制緩和の動きに伴って、株高・原油高がプラス要因となりました。
それでも108円に到達しなかったことは、市場の先行き不安感がまだ残っていることを示しています。
米経済指標の悪い結果は致し方ない
- 米新規失業保険申請件数
- 米1-3月GDP改定値
そして今週発表された米経済指標は、軒並み悪い結果となりました。すでにコロナ禍で悪くなることは分かってはいましたが、やはりトレーダーも人間ですから発表された後は円高ドル安に動きましたね。
こうなると来週6月5日(金)に発表される米5月雇用統計も心配になります。
米中対立が今後激しさを増す
「中国への対応を29日に発表する。中国に不満がある」
— FX投資家メイ @ FX収支公開してます/ドル円FXトレーダーブロガー/FX初心者/コロナ禍/円安 (@fxsasakimei) May 29, 2020
米政府が対中制裁を発表するとの見方も
現地時間29日だと今夜3時とかかな?
なんでまた金曜の夜に…ロールオーバーする人はご注意https://t.co/NJdum2UpNG
今週29日(金)には、アメリカがWHOからの脱退を発表しましたね。
これも対中国が背景にあり、今はトランプさんお得意の脅しの段階ですが、今後本格的に制裁へ出る可能性が高いです。
何度もトランプ大統領についてはブログでも取り上げてきましたが、彼はこういう時にやってしまう男です。
トランプ大統領の暴走っぷりに拍車がかかる
さらにトランプ大統領は、現地時間29日に「中国への対応を29日に発表する」とし、記者会見を行いました。
幸い具体的な制裁内容やネガティブサプライズはなかったので相場への影響はありませんでしたが、このような一連の交渉(トランプ節)は今後増えていくと考えられます。
一方でトランプ大統領のツイッター投稿がツイッター社によって非表示にされたり、抗マラリア薬について持論を展開したりとトランプ大統領の暴走っぷりが目に余ります。
前々からビッグマウスで事を荒立てる人ですが、最近の行動は少し逸脱している感が否めません。
今年1月のイラン命防衛隊殺害が甦る
コロナ禍で多くの人が忘れかけているとは思いますが、2020年1月にトランプ大統領はイラク・バグダットを攻撃しイラン革命防衛隊のカセム・ソレイマニ司令官を殺害しています。
このころも米中問題が激化し、やっと第一段階合意にこぎつけた時期でした。
現在も同じように、いやそれ以上にトランプ大統領のストレスはピークに達しています。アメリカ政府はきれるカードを何枚か用意しているはずですが、きってはいけないカードを選択する可能性もあるのです。
一喜一憂で動きやすい相場に要警戒!雇用統計も有
先週5月19日(火)に108円台へタッチし、「今週か来週にも108円台に挑むチャンスがある」と先週の収支記事に書きました。
来週も108円台のチャンスはある↓
もちろん来週も再度108円台へ向けて動く場面が出てくると思います。
レンジ内で動きやすい相場に警戒
今週は107円台で小幅ながら上下しましたね。来週は週末5日(金)に雇用統計が控えていることから今週に比べれば動きは穏やかになりそうですが、前節に書いたトランプ大統領の件や米中対立問題もあるので急な動きには十分注意をしましょう。
米経済指標でも動く場面が多そう
- ISM製造業景況指数
- ADP雇用統計
- ISM非製造業景況指数
- 米5月雇用統計
こういった相場の時は、米経済指標の良し悪しで相場が反応しやすいです。月初めということもあって、米経済指標がまとまっています。
先月の米4月雇用統計時はそこまで大きな反応を見せませんでしたが、やはり要警戒です。
アメリカでは5月に入ってからもコロナ感染者の死者数は増え続け、現在10万人を超えています。中でも経済の中枢であるニューヨーク州が2.3万人と決して軽視できません。
そして経済活動再開と米大統領選へ向けて
世界的に経済活動が再開すると気になってくるのが、今年11月に控えた次期米大統領選挙です。今トランプ大統領が右往左往しているのも半年をきった米大統領選のためです。
その辺りの大きなシナリオや2020年後半のドル円相場については、こちらの記事にまとめたので時間がある週末にでも読んでみてください。
大統領選はこれから激化する↓
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108円には届かず伸び悩んだトレードで1勝1敗
今週は私も微熱が続き病院に行ったりと、心身共にあまり本調子ではありませんでした。
幸い検査の結果、コロナウイルスではなかったので安心してください!
すんなりと108円台に到達するとは思っていませんでしたが、先週書いた通り108円を見据えた2回のトレードをしました。
特に26日のトレードは、午前中に一度107.92円まで円安が進んでいた場面でした。2回目の山をとりに行くつもりで、107.8→108.0円までの20pipsを狙ったトレードでしたね。
フィボナッチを使った私のトレード参考↓
まだ東京時間だったことやプラス材料の後押しがなかったのも伸びきらなかった要因だと思います。
また投資家心理として「これだけ時間があっても突破しない」という失望売り(買い)は存在します。
108円の高値を更新したのがちょうど1週間前の19日でしたので、「1週間あって株高の影響があっても108円台まで届かない」という重しはドル売りを誘発し、その後米中関係悪化や香港でのデモが報道されて円高ドル安に動きました。
プラス材料のタイミングで108円台はある
もちろん逆のパターンで、プラス材料が同じタイミングで着ていたら高値更新もあったと思います。
来週も同じように108円へトライ→跳ね返されるという動きはあります。戻りのところでエントリーもできるし、ブレイクでエントリーもできますね。
プラス材料が出づらい状況ではありますが、コロナ禍からの回復報道でプラスな要因も少なからず出てきています。そういったタイミングさえあえば、来週にも108円台の可能性は残っていますよ。
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コメント (2)
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1. AWFXclubリーダー#おじさん
今週もお疲れ様でした。体調崩してたいへんな週でしたね。常日頃から、健康とトレードは切り離せないものとメイさん仰ってましたので、無理しないで下さいね。今週の1回目のトレードは珍しく日本時間でのエントリーで積極的なトレードでしたね。来週は雇用統計等重要な経済指標の発表あります。しっかりと待ってトレードしたいです。
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2. メイ
>AWFXclubリーダー#おじさん
ありがとうございます!毎週コメントを頂いているだけあって、心を見透かされているといいますか…心身共に結構ストレスが溜まっているんだなぁとここ数日感じていました笑
トレードももちろん大事ですが、少し体を休める方にシフトしながら今週は過ごしたいと思います(✻´ν`✻)