日銀が長期金利の急上昇を抑制するために行った指値オペについて解説
最終更新日: 2016-11-20
日銀の黒田総裁が指値オペを実施
2016年11月17日(木)に日銀総裁である黒田東彦氏が指し値オペを実施しました。
今回の指値オペの目的は、日本の国債利回りの上昇を抑制する目的です。イールドカーブ・コントロールのためとも言えますね。
9月の金融政策決定会合で発表されたイールドカーブについて解説した記事はコチラ↓
米大統領選でトランプ氏が当選して米金利が上昇している影響で日本の2年債・5年債(満期が2年・5年の国債)の金利が急上昇しています。放っておけば長期、超長期の国債金利にも影響する恐れがあります。
具体的には日銀が指定する利回りで無制限に国債の買い入れを行います。日銀はイールドカーブ・コントロールから離れた水準に金利が動く時には、機動的な指値オペで対応する仕組みを導入しました。
指値オペの効果は?為替にどう影響するのか?
日銀は新たに発行される2年物国債をマイナス0.090%、5年物国債をマイナス0.040%で無制限に買い入れる方針を示しています。
これは、指値オペの通知前に市場で取引されていた金利水準よりも高い利回り(安い価格)で、市場の価格よりも安い価格で日銀に国債を売りたいと考える人は少なくなります。
それによって長期金利の上昇が抑えられ、日本の国債を買っている海外投資家が手放す動き、つまり「円売り」の動きになります。
さらに米国の住宅着工件数や失業保険申請件数といった経済指標が好調ぶりが米利上げの後押しとなり、ドル買いが活発になったというわけです。
日銀はコントロールする対象をお金の「量」から「金利」へ変えた
指値オペを導入したきっかけは2016年9月に金融政策を変更しました。市場金利が急激に上下するのを防ぐ為に非常手段として実施しています。
実際、今回の指値オペは金利上昇を抑制できました。指値オペは市場介入的なイメージが強く、国債の市場をゆがめるといった指摘がつきまとうので非常手段とされています。
ただし、黒田総裁は2%の物価上昇目標達成のために、「イールドカーブの水準から離れるのであれば必要に応じて使っていく」とアナウンスしています。
指値オペの効果と為替に与える影響のまとめ
今回の内容は少し難しかったのでざっくりと理解するために内容をまとめます(๑´ω`๑)♡
- 日銀は米利上げの波及を受けた日本の長期金利上昇に反対している
- 指値オペを行い国債金利を抑制する操作を行った
- 円の金利低下、米経済指標の好調からドル買いが進んだ
- 非常手段とされているが、2%の物価上昇達成の為に必要に応じて行う方針
指値オペによってドル円はさらに底値堅くなり、米経済指標の好調ぶりから米利上げに向かって緩やかな上昇トレンドになると私は予想しています(๑´ω`๑)♡
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最後までお読み頂き、有難うごさいます♡それでは皆様御自愛下さい♡