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年末年始の為替の動き

もうすぐクリスマスで、2020年も終わりが近づいています。年末年始の頃には為替市場の動きが緩やかになります。

アメリカでは毎年12月24日～1月1日までクリスマス休暇が取られます。これは為替トレードを仕事にしている為替ディーラー（大手銀行員など）も同じです。

休暇にむけてポジションを決済して調整するのでクリスマス休暇前の12月は相場が荒れやすいとも言われています。

しかし、ポジションが決済された後は市場参加者が極端に少なくなります。為替市場自体は12月25日や1月1日以外は開いていますので取引はできますが、為替ディーラーが休みに入ってるので大量に買ったり売ったりすることが難しくなります。

相場があまり変動しないということは、スプレッド差を越える動きが少なくなるのでFXトレーダー達はあまり積極的に取引しようとしません。

過去にあった年末のドル円の動きは？

12月はポジション調整で大きく動き、その後の動きが少ないというのが定説ですが、本当にそうなのでしょうか？日足で過去にさかのぼって、年末のドル円の動きを見てみましょう。

2014年の年末は121円の高値の後、反動はあったものの、クリスマス休暇に入ると動きが少ないのがわかります。

つまり休暇直前の調整があったのが分かりやすいチャートだと言えます。日足でローソク足の長さが短いのはそれだけ動きが少なかったということですからね(๑´ω`๑)♡

2015年の年末にも大きな動きがありました。この年は一旦大きな円高に動いてクリスマス休暇の少し前から調整の動きが見られます。

年末の動きは必ず起こるわけではない

こうして過去のドル円チャートを見ると、クリスマス休暇前の大きな動き、その後の値動きが少ないという現象はちょくちょく見られるものの、12月のどのタイミングで起こるかはわかりません。

ただ、そういった動きがあることを頭の片隅に置いておくだけでも変わってくると思いますよ(๑´ω`๑)♡

年末にポジションを両建てして節税するFXテクニック

FXの業界では有名な手法で、実際には節税というよりは利益を来年に繰り越すテクニックです。

今年払うべきだった税金の元となる利益を来年に繰り越す事で今年支払う税金を少なくします。もし来年損をしたら税金は安くなりますし、利益が出れば同じように繰り越せばよいという方法です。

12月に入った時点で今年のFX収支が+100万円だとします。この利益にかかる税金（分離課税）は20%=20万円です。

ここでドル円を10lotずつ両建てします。12月末までポジションを持ち続け、仮に3円、円高に動いたとします。

すると売りポジションは30万円の含み損、買いポジションは30万円の含み益になります。ここで、含み損を抱えたポジションのみ決済します。

すると、今年の利益が+100万円から+70万円になるので、税金は約20%で14万円、6万円の節税になります。

この方法は利益が大きければ大きいほど効果があります。また20万円の区切りに近い方などは効果的ですね！

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