悪質な投資詐欺案件に騙されないようにするためには?実際にあった事例を踏まえて解説
最終更新日: 2018-4-26
FXのトレードがうまくいかないと…
FXを勉強をしていると誰もが壁にぶつかると思います。特に初心者さんは、何から学んだらいいのかわからなくなりますよね。
そういった時ネットで調べ事をしていると「高勝率!」「瞬間利益!」「これでダメならFXやめろ!」などと言った謳い文句と一緒に一見すると魅力的な投資案件を目にします。
自分のトレードがうまくいっていないとそういった謳い文句は、非常に魅力的に見えます(´;ω;`)
でも私のブログを見ているあなたは、そういった案件に騙されないような目を持っていますよね?(✻´ν`✻)
「私は大丈夫」「騙される方が悪い」ある程度知識が付くと誰もがそう思います。
しかしプロの投資家やセレブたちが騙された事件があるんです。騙した張本人は、なんと元NASDAQの会長です!
今日はその史上最大級の巨額詐欺事件と悪質投資案件に騙されないためのテクニックを教えます!
アメリカの巨額詐欺事件「バーナード・マドフ事件」
元NASDAQ会長のバーナード・マドフは、2008年12月に詐欺の罪でFBIに逮捕されました。この事件は、人類史上最大の金融詐欺事件とも言われています。
元NASDAC会長のバーナード・L・マドフ
その理由は、被害総額がなんと650億ドル(約6.5兆円)というとんでもない額だったからですね。
額もさることながら、この詐欺は25年間も続いていました(´×ω×`)
被害者はあの映画監督のスティーブン・スピルバーグやハリウッドスター、ゼネラルモーターズの金融サービス部門の会長であるエズラ・マーキンなど日本人でも知っている富豪が騙されていました。
元NASDAQ会長という「こんな人が詐欺をする訳がない」という潜入感もあったでしょう。誰もが「自分は騙されていない」と慢心していました。
そんな誰もが騙されたバーナード・マドフ事件の手口は、詐欺の常套手段であるポンジ・スキームだったのです。
ポンジ・スキームという詐欺の常套手段
- ポンジ・スキームとは:アメリカの天才詐欺師、チャールズ・ポンジが行っていた計画(スキーム)。チャールズ・ポンジは、1910年代に「3ヶ月で40%の利回りを出す」という謳い文句で投資家を集め、数千人から1,000万ドルにも及ぶ大きなお金を集めました。その後、詐欺が発覚し刑務所に収監された詐欺師です。
ポンジ・スキームの5つの特徴
- 年30%以上・月3%以上などの高利回りである
- 少額から投資させ、その後に追加出資をさせる
- 毎月配当として、信頼を得ようとする
- 紹介した人への見返り(紹介料)が大きい
- 「元本を保証する」「お金の貸し借り」という表現をする
上記が大きなポンジ・スキームの特徴です。
ではなぜこのような手口で騙されてしまうのでしょうか?それはポンジ・スキームの緻密な仕組みにあります。
まず「3か月で40%の利回り」など旨味のある謳い文句でお客さんを集めます。その一人一人から投資してもらう訳です。
しかしポンジ・スキームでは投資してもらったお金を運用しているように見せかけ、実際には運用せず後から集めたお客さんが投資したお金を配当と偽って渡します。
図のようにお客さんAは配当がもらえていますが、それはお客さんBが投資したお金です。Aはそれを知る由もなく、配当として受け取ってしまいます。
同じようにBの配当はその後のCから、Cの配当はその後のDからと繰り替えされていきます。
最近でもこのポンジ・スキームを使って、ニュースになった投資集団があります。
「D9 Club」がポンジ・スキームを使い破綻
「D9 Club(D9クラブ)」とは、ブラジルでブックメーカーを使ってサッカーをメインに配当金がもらえるといった投資でした。
その中にはビットコインなどの仮想通貨の投資も含まれています。
何より驚くべきなのは、利回りです。俗にいうHYIP(ハイプ:High Yield Investment Program)=高配当を謳っており、まさかの日利10%と豪語していました(´×ω×`)
事業規模は約700億円に達していた「D9 Club」
2017年から「詐欺なのでは?」という噂が出ており、2018年1月に幹部が逮捕・会長に逮捕状が出る騒ぎになっています。
真相は捜査中ですが、恐らくポンジ・スキームで資金を集めていた詐欺だと考えられます。
甘い言葉を使い投資を募る案件はポンジ・スキームの可能性がある
現在日本にも様々な投資案件があります。謳い文句だけを見ていると月利○%と本当であれば喉から手が伸びそうな案件もありますね。
その中には、上記したポンジ・スキームを用いた悪質な投資案件・詐欺案件も確実にあります。
「私は大丈夫」と慢心しているとバーナード・マドフに騙された投資家たちのように騙されてしまいますよ( ・`ω・´)キリッ
もちろんポンジ・スキームだけが詐欺の手段ではありません。悪質な投資案件は、あの手この手の甘い言葉で誘惑してきます。
しかし下記ポイントを押さえておくだけで、騙される率は下げられます。
詐欺に騙されないためのポイント
- 「元本保証」はあり得ない(定期預金1,000万円以下とその利息・日本国債以外は謳ったら違法)
- 米10年国債利回りの約3%は、元本保証で利回り約3%。しかし円建てでこれを超えるような利回りは怪しい
- 業者の連絡先、所在が不明な所は信用しない
- 怪しいと感じたら一度自分で調べる
- 信用できる人物からの紹介だったとしても怪しかったら断る
「元本保証」という言葉に初心者さんは、すぐ騙されてしまいます。誰だってそんな安心なことはないですからね(´×ω×`)
しかし元本保証と謳えるのは、法律で定期預金1,000万円以下とその利息および日本国債以外は謳えないことになっています。
もし購入を検討している投資案件が「元本保証」を謳っていたら、怪しいと思った方がいいですね。
さらに私のブログでも時々出てくる米10年国債利回りについてです。
これ自体はドル建てでの元本保証をしながら年利回り3%ほどが実現されていますが、円建てだと為替相場の影響で利回りも変動します。
現状の年利約3%弱からかけ離れた利回りだったら怪しむべきですね。
あとは根本的に怪しい業者は、連絡先や所在を載せていません。載っていても架空の住所だったり…というケースもありますね。
少しでも悩んだら…まずは購入の前に詳しそうな人に聞いてみるのが一番です( ・`ω・´)キリッ
現在では、あらゆる投資案件についてレビューを書いているブログもあります。必ず投資する前に一度調べるくせをつけましょう。
更なる被害者を増やさないことも重要
そして日本でよくあり得そうなのが、信用できる知人や上司が勧めてきたとしても怪しいと思ったら「NO」と言える勇気を持ちましょう!
日本人は礼儀を重んじる傾向があるので、そういった誘いがあればなかなか断りづらいですよね。
ポンジ・スキームやねずみ講の怖いところは、紹介料が高いので連鎖的に数が増大していくところにあります。自分が断ることで、次の被害者を増やさないことにも繋がります。
悪質な投資詐欺案件に騙されないようにするためには?まとめ
ネットが普及し便利になったのと同時に、詐欺に合う危険性も高くなりました。
そして詐欺は、日に日に巧妙な手口になっています。私よりも聡明で稼いでいるプロの投資家たちも次々と騙されたくらいですからね(´×ω×`)
「簡単に利益が出せる」うまい話には、必ず裏があります。
今後うまい投資案件があったとしても、すぐに飛びつかずに一度この記事を思い出して考えてみてくださいね(๑´ω`๑)♡
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コメント (4)
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1. 匿名
私もfacebookで変な投稿を見かけることがあります。なにやらブックメーカー?への投資だとか。SNSでムダにお金持ちアピールしている集団は怪しいと思ってます(笑)
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2. メイ
ありますよね…(´×ω×`)
匿名さんのようにそれを見て「怪しい」と判断できる方はいいですが、FX初心者を狙っている詐欺もありますからね。
これから投資で頑張ろうとしている方のやる気とお金を奪うのだけは許せません( ・`ω・´)キリッ -
3. 匿名
電話やSNSでの金の話は全て詐欺とかかったほうがいい。
簡単に儲かるならみんな辛い仕事なんてしてないし、みんな大金持ちになっているよwww -
4. メイ
本当にそうですね‥。それでも引っかかってしまう方が世の中にはいるっていうのが不思議です‥。