2019年9月月間FX収支 +592,500円
最終更新日: 2019-10-1
2019年9月のドル円相場は終わってみれば円安ドル高に
今日から消費税が10%に増税されましたね。今年ももう残すところ3ヶ月となりました(´×ω×`)
埼玉もやっと真夏の暑さが終わり、涼しく過ごしやすい日が増えてきましたよ(๑´ω`๑)♡
さて2019年9月のドル円相場は、8月に再燃した米中貿易摩擦&9月FOMCでの利下げが懸念され、円高基調かと思われていました。
しかし終わってみれば、円安ドル高に動いた月になりましたね。
始値 | 高値 | 安値 | 終値 | |
---|---|---|---|---|
2019年9月 | 105.959円 | 108.475円 | 105.738円 | 108.076円 |
月初は105円台でしたが、18日・19日に開かれたFOMCまでは大きく円安に動いています。
追加利下げが発表され、107円ちょうどまで少し戻りましたが、再度円安を目指して10月に突入しました。
リスクオフが懸念されることが多かったですが、大きな流れでは一方向に動いているので利益を伸ばした方もいると思います。
では2019年9月のドル円相場を振り返りながら、あと残り3ヶ月となった年末のドル円相場についても書いていきます。
9月の一番の焦点だったFOMCをおさらい
9月は、FOMCでの追加利下げに焦点が向けられていました。
2019年7月に約10年ぶりとなる利下げが行われ、その後も継続的な利下げがあるのか?利下げ幅はどれくらいなのか?が重要でしたね。
今一度、9月FOMCの結果をまとめてみましょう。
- 0.25bpの追加利下げを実施
- FF金利の誘導目標レンジを1.75~2.00%へ設定
- 今後の景気拡大の維持には「穏やかな」政策変更で十分との認識
- 利下げ・据え置き・利上げの3つでFOMCメンバーの意見が割れている
市場の予想通り、小規模な利下げが行われました。しかし問題は、4番目にあるFOMCメンバーの意見が割れていることなんですよね。
もしかしたら年内利上げもあり得る?
これが「利下げと据え置き」だけで割れているならわかるのですが、利上げまでも入ってきています。
ちなみにFOMCメンバー17人の意見は、利下げが7人・据え置きが5人・利上げが5人とかなり拮抗した状態です。
「これっておかしくない?」と思っちゃいそうですが、それほど今のアメリカ経済の進む道が先行き不透明であることを示しています。
FOMCメンバーでさえ意見が割れるほど、不安定ってことです( ・`ω・´)キリッ
利下げ推進派のトランプ大統領は激怒
この利下げを発表した18日にトランプ大統領は、「パウエル議長とFRBはまた失敗した!根性もセンスもビジョンもない!」とツイッターで痛烈に批判しています。
トランプ大統領も自身の弾劾リスクでFRBどころじゃなくなっていますが、自分から目を逸らすために今後FRBへの圧力が増す可能性もありますね。
とはいえ、2019年内の利下げ・利上げ動向はまた振り出しに戻ったような形になりました。
2019年末のドル円相場を大胆予想?
今年も残すところあと3ヶ月となり、そろそろ2019年末の為替予想が各メディアから出てくるころです。
前節で触れたFOMCは、年内にあと2回あります。
- 10月29日(火)・30日(水)
- 12月10日(火)・11日(水)
ここでの動向がドル円相場に影響を与えるのは、言うまでもありません。
ドット・チャートで見ると20年末まで利下げはない?
FRBは、3ヶ月ごとにドット・チャートと呼ばれるものを発表しています。これは、向こう何年かのFF金利の水準をドットで示したものです。
各FOMCメンバーの予想分布の中央値は、以下のようになります。
年 | 上限 | 中央値 | 下限 |
---|---|---|---|
2019年末 | 2.215% | 1.875% | 1.625% |
2020年末 | 2.375% | 1.875% | 1.625% |
2021年末 | 2.625% | 2.125% | 1.625% |
2022年末 | 2.875% | 2.375% | 1.625% |
2019年末と2020年末の中央値を見てください。1.875%ってすでに現在が1.75~2.00%に設定されている訳ですから、FOMCメンバーの予想を平均するとすでに達成しているんですよね。また下限も含まれている数値内です。
そして2021年末以降を見ると現在のFF金利誘導目標よりも上の数値が設定されています。つまり利上げに転じるってことですね。
もちろん今現在のFOMCメンバーの予想なので変わることはありますが、ドット・チャートから見るとこのまま政策金利は据え置きになり、2021年以降の流れで利上げ動向に移行するという方になります。
CMEのFedWatchツールで利下げ予想を見る
今後のFOMCでの利下げ・利上げ動向に関して、市場の折り込み度が数値としてみれるのが「CMEのFedWatchツール」です。
Countdown to FOMC: CME FedWatch Tool
これは誰でも無料で使えるツールなので、利下げ・利上げ動向を知るのに一番メジャーなツールとなっています。
今月10月のFOMCでは、58.8%が据え置きの予想となっています。9月に利下げされたばかりで、なおかつFOMCメンバー内で意見が割れているので妥当な予想かと思います。
一方12月の予想では、48.5%が25bpの利下げを予想になっていますね。もちろん据え置き予想も1/3以上ありますが、50bpの大幅利下げも予想内にあります。
現時点では年内追加利下げの可能性は低い
ドット・チャートやFedWatchツールの結果から年内の追加利下げの可能性は、現時点では低いです。
しかし、FedWatchツールの結果も今後変化していく可能性があります。
今週4日(金)に発表がある米9月雇用統計や10月FOMCでの声明文によって、今後の立ち位置が変わってきますね。
利下げ動向を除外すると米中リスクと弾劾リスク
年内利下げがなくなってくると、ドル円相場への影響は米中問題とトランプ大統領の弾劾リスクへ絞られてきます。
弾劾リスクについては先週の記事にも書いた通り、よほどの確定的証拠がない限り罷免になることは難しいです。
トランプ大統領の弾劾リスクについて詳しく書いた記事↓
となると米中関係が年末のドル円相場に影響を残します。
すでにトレーダーは昨年から続いている米中問題に嫌気がさし、「またか」と軽視・楽観視している人も多いはずです。市場も少し前に比べると幾分か冷ややかな目で成り行きを見ていると思います。
そもそもトランプ大統領は、本当に中国を潰そうという意思はなく、あくまで交渉のためにあらゆる手段で圧力をかけているに過ぎません。
ただ怖いのは来年の2020年次期大統領選が迫ってくる中で、次のアクションをとるかどうか?です。
トランプ大統領の中でもただの脅しが、ずっと言うことの聞かない中国への怒りに変わってきているのであれば、どこかで爆発しかねません。
それが直接的に中国に落ちるか、ドル高を避けるためFRBに落ちるかは彼にしかわかりませんね。
利下げ予測が後退した時点で、米中問題改善期待の円安ドル高基調が強いです。
現在もジワジワと108円台に突入し、円安ドル高が続いていますね。何事もなければ、8月の高値である109円を目指す形になります。
到達がいつになるかは、今週の雇用統計次第ですね。雇用状況が悪化すればまた遠のくし、良ければ来週にでも到達する可能性があります。
ただその時にトランプ大統領が何かアクションを起こす可能性は十分にあります。8月1日の急落は、トランプ大統領の関税発言によって引き起こされたものです。
実際ドル高を嫌っているので直接的に「為替に対しての発言」がツイッターで増えてきたら、要注意です。
109円のラインが残り3ヶ月の1つのキーですね。現時点では、個人的にいうと超えてくるポテンシャルは持ってると思っています。
私と一緒にDMMFXでトレードしませんか?
こちらのバナーからDMMFXで口座開設した方には、「私の特製レポート」を差し上げています!
レポートには、初心者さんに知ってほしいテクニックやブログには書いていない○技も書いてます!
もちろん「もれなく4,000円」のキャッシュバックのキャンペーンも継続中です!
2019年9月の月間収支と総括
トレード回数がかなり少ないですね。勝率もそこまで高くなく、8月の自己最高利益(140万円)から見れば劣ります。
今月はFOMCという大きなポイントがあり、利下げ見込まれていたので頭の中では円高ドル安というイメージがありながら、相場は円安に動いていくという少し戸惑う部分もありました。
8月に比べれば突発的な動きも少なく、一般的にはトレードしやすかった月だと思います。
lotは同じでも勝負する箇所を判断する
私のようにlot数を固定しているトレーダーさんも多いと思います。
もちろん毎回のトレードに波を作らずにコンスタントに利益を稼ぐのが理想ですが、相場は毎回違うので理想通りにはいきませんよね。
その中で「勝負するポイント・トレードを見極める」というのも重要だなと感じた月でした。
リスクとの兼ね合いなんですが、大きく利益をとれる時にしっかりと確保しておく重要性ですね。突っ込み過ぎれば失敗するし、臆病になれば勿体ない。
チェスで言えば、チェックメイトになるようなトレードです。そこの見極めを間違えると9月5日のトレードのように大きな損失が出るし、うまく行けば9月25日のように大きなpipsも稼げます。
まだまだ私も修行不足と感じた月でした。残りあと3ヶ月、まずはこれ以上体調を崩さないようにトレードしていきます!
取引ごとの約定履歴は、週間FX成績で全て公開しています
最近「収支が伸びない」と思っていませんか?
「最近調子が悪い」「裁量取引に限界を感じる」「自分ってFXの才能がないのかも」そう思ってしまうトレーダーさんは、あなたの他にもいっぱいいます。
そして裁量取引だけが、FXではありません( ・`ω・´)キリッ
シストレ24やフルオートといった自動売買を行えば、もしかしたらあなたの悩みを解決できるかもしれません。
自動売買に興味がある方は一度読んで下さい↓
9月30日に1回エントリーしていますが、決済が1日なので、10月の収支に加えます。
この記事を読んだ人はこちらも読んでいます
私がメインで使うDMMFX!最大30万円キャッシュバック中!
コメント (6)
-
1. NORI
メイさんお疲れ様です^_^
10回のトレードでこの利益はホントにすごいですね!
自分はまだまだ目先の値動きに
振り回されて、慌ててエントリーしても逆行して損切りみたいことをやってしまいます>_<
メイさんのように勝負するポイントの見極めが足りていないのだと強く感じました!
週間収支の拝見すると、1時間足のチャート画像を使われていますが、普段のトレードも1時間足を見ることが多いのですか? -
2. 匿名のスイングトレーダー
そろそろ、確定申告を意識しちゃいます。
-
3. ☆☆☆☆☆☆☆
いつもありがとうございます。
想像するデイトレーダーさんから考えるとメイさんはトレード回数が少ないように思います。
回数が少ないということはリスクも少ないということですよね。
この回数でこれだけの利益が出せるのは理想的です。
メイさんにご質問です。
チャートを見ているとついつい入りたくなったりしませんか?
ルールにのっとり、メンタルコントロールができていたらそのようなことにはならないのでしょうか? -
4. 匿名
メイさん、コメントさせてもらうのは初めてですが、いつもブログ拝見させてもらい参考にさせて頂いています。ドル円固定でのトレード、動き始めの的確率や損切ポイント利確ポイントの置き方など本当にすごいなと思います。
そんな中自分はほぼ毎回天井値で損切を食らい続け資金がショートし、何度目かの心が折れそうな状況です(笑)
休んだり・口座を変えたりとメイさんに習ったりしているのですが、なかなか上手くいきませんね。
そのため質問ですが、メイさんは損切利確ポイントなど何を参考・基準にしていますか?(答えられる範囲で構いません)また、長期的に勝てるようになった分かりやすいきっかけなどありますか?長文ですいません。お答えして頂いたら幸いです。 -
5. メイ
>NORIさん
ブログ掲載の時は見やすい1時間足にしているだけで、トレードの時は1時間足固定という訳ではないです!1時間・4時間・日足が多いですね!
>スイングトレーダーさん
年の終わりが近づくと意識しちゃうもの…
そう。それが確定申告( ・`ω・´)キリッ
>☆☆☆☆☆☆☆さん
>チャートを見ているとついつい入りたく
もちろんありますよ!ですが、lot数を上げたのもトレード回数を減らしたり、工程を削減することが目的だったので、そもそもの狙い通りというところもあります。
一番はお母さんの体調が悪くなって、実家で一緒に過ごしたりする時間が増えたことですね。なので、今はトレード欲で言えば、前よりかは抑えられていると思います。正直もっと自分だけに時間を使えていれば、倍以上のトレード回数になっているはずです。(それが良い悪いは別として) -
6. メイ
>匿名さん
>損切利確ポイント
これはフィボナッチ・リトレースメントの意識されるラインんと、107円ちょうどなどの意識される価格の前後でとることが多いです。
これはFXが自分対相場の1対1でトレードしている訳ではなく、1toALLや1toWorldという世界を相手にしている=大衆心理を考えるのにも通じています。
おそらくですが、自分が欲しい利益や出したくない損失額をかなり意識していませんか?私も昔そうだったのですが、FXは1人でトレードしているように見えて、周りには無数のトレーダーが肩をぶつけあって競っています。
自分以外の思考や世界というか…言葉で表現するのは難しいのですが、「周りがこうなら、自分はこうする」というトレードを意識づけると良いかもしれません。
フィボナッチを使ったトレードの一例は、こちらの記事にも載っていますのでご参考までに!
テクニカル分析「フィボナッチ・リトレースメント」を使った私のトレード法