FX初心者にもわかり易く米連邦準備制度理事会(FRB)の米利上げについて解説
最終更新日: 2015-7-15
ギリシャ問題の次は、いよいよ米FRBの利上げ問題!
FRBとは、米国にある中央銀行制度を司る私有企業体で、全国の主要都市の連邦準備銀行を統括するしてる組織のことです( ・`ω・´)キリッ
欧州経済の先行きに明かりは見えないけれど、米国の景気は順調そう。
ジャネット・イエレン議長のFRBが、いつ利上げするかに為替市場の注目が集まりそう。
米国の利上げは、米ドル高要因になります。
米ドルを持っていると手に入る金利が増えますから、米ドルを買う人が増えて通貨高という流れです♪
でも、ここが難しいところなんですけど、もう、米国の利上げは価格に織り込み済みという観方もあるんです。
利上げを見越して米ドルは買われているということですね♫
その点は、少し置いといて、米国の利上げについての現状を見ておきましょう(๑•ω•๑)/"
米国の利上げについて
2015年のうちに利上げ予定は間違いなさそう。中央銀行にとって、今は異常事態。
できれば、年内に利上げしたいということはFRBで一致しています。
米経済は、シェール革命の恩恵や景気循環・減税などの要因で独り勝ちとも言われる好調っぷり。
まるで今年のJリーグで無敗を続ける浦和レッズみたいですw(✻´ν`✻)
そうなると、今度は、バブルや景気の過熱感が怖いので、米国は利上げをしたいところ。
しかし、ここで問題になるのが3つ、米国内の労働環境と外国の弱さ、そして米ドル高!
米国内の労働市場は、景気好調とはいえ、職探しをあきらめた人や教育格差の問題が残っています。
急激に利上げをしてしまうと景気の腰を折ってしまうかもとFRBの面々も怖がっているところ。
ここは、FX最大のイベント「米国の雇用統計」をFRBや政府も注視しています。
イエレン議長はじめFRBは、利上げスケジュールについてデータ次第と言い続けていますからね(´×ω×`)
米ドル高の問題
日本がアベノミクスをはじめてから米ドル/円は70円台から120円台まで上昇。
通貨高になると、輸出が振るわなくなります。
なので米国の製造業の一部は、これ以上の米ドル高にしないでくれと要望を出している様子(ง •̀_•́)ง
イエレン議長の講演でも、大切なことを二つ。
- 米ドル高と原油価格の下落が米国の輸出低迷に繋がった
- 米ドルと原油価格が安定化すれば、年内に米国経済は回復する
米国経済に強気で前向きなイエレン議長の考えが伝わってきます( ・`ω・´)キリッ
ギリシャや新興国問題
長らく続いたギリシャ問題もようやくEUとギリシャで合意にこぎつけ一段落。
でも、米国が利上げに動けば、財政基盤の弱い新興国から資金が米国に流れ込む可能性が出てきます。
そうなると新興国危機がまたまた出てきて世界経済が混乱するという状態に。
インドネシア・インド・アルゼンチン・タイなど数えきれないくらい不安定な国はあります。
米国が新興国へ配慮をどれくらいするのかも重要なポイント♫
最後までお読み頂き、有難うごさいます♡
それでは皆様御自愛下さい♡